![]() ![]() ![]() ~ 秋編1「どんぐり」 ~ 著者 林 将之
■どんぐりにもいろいろある ♪どんぐりコロコロ どんぶりこ・・・
■どんぐりと遊ぼう 行き当たりばったりで足下に落ちているどんぐりを拾うのもいいですが、どんぐりが落ちるには少し早い時期は、葉っぱでお目当ての木を見つけてからどんぐりを探す、という方法もいかがでしょうか。特にスダジイやツブラジイのどんぐりは人気が高いので、先に他の人に拾われたり、小動物や虫に食べられてしまうことだってしばしばです。落ちる前に枝についたどんぐりを見つけることができたらベストですね。ただし、どんぐりには豊作年と凶作年があるので注意して下さい。 いろいろな種類のどんぐりを食べ比べするのもいいでしょうし、姿形の違いを見つけるのもおもしろいでしょう。俗に言うどんぐりの「帽子」や「お椀」は、「殻斗(かくと)」と呼ばれるもので、種類によって形や模様が異なります。例えば落葉樹のコナラやミズナラと、常緑樹のアラカシやシラカシのどんぐりを比べてみた場合、一見形は同じに見えても、殻斗の模様が異なるので区別できます。こうした違いを探して発見することもよい自然体験になると思います。 秋の山野でどんぐりぼっちゃんと一緒に遊びましょう♪ ■バックナンバー ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ■著者紹介 ![]() 1976年山口県生まれ。編集デザイナー。 千葉大学園芸学部卒業後、植生調査や造園系雑誌編集の職歴を経てフリーに。2002年、学校法人中央工学校 非常勤講師。葉で樹木を見分けることをテーマに掲げ、樹木の観察指導やデジタル標本収集等に取り組んでいる。現在運営する樹木鑑定サイト「このきなんのき」では投稿写真から樹木の名前の鑑定を行っている。 著書「葉で見わける樹木」(小学館) ■関連情報 ![]() |