![]() 第3回 (財)安藤スポーツ・食文化振興財団
3日目(最終日) ![]() 蚊やダニの襲来にもめげず、ほとんどの子どもたちは、疲れと緊張からはなたれて、深い眠りについた。 早朝4時30分。カウンセラーにたたき起こされ、目を覚ました。今朝は、日の出を見るプログラムから始まる。早速、昨日グループごとに決めておいた日の出ポイントまで移動した。森の中の木々の間から、日の出を見るグループ、手作りの釣竿を持って埠頭で、釣りをしながら日の出を待つグループ、断崖の上をポイントに選んだグループなど、場所がまったく異なるところが面白い。 5時15分頃、朝霞のうえに太陽があがった ![]() 一方で、ようやく焚き火のおこし方や、食事の準備にも慣れてきて、スープも上手につくれるようになった。これは、大きな進歩だ。 8時。日時計が一周し、これでようやくサバイバルの24時間が終了した。子どもたちの表情に安堵の色が、ありありと浮かんだ。 キャンプディレクターが子どもたちにたずねた。 楽しかったこと?・・・『魚釣り』『木登り』『夜集まって遊んだこと』『ボーンファイアー』・・・ つらかったこと?・・・『階段の上り下り』『風呂に入れなかったこと』『手を洗えなかったこと』『煙がすごかったこと』・・・ 子どもたちはつらかったことに、一様に階段の上り下りと、水がなかったことをあげた。 ![]() 無人島から陸に帰り、3日ぶりに風呂に入った。昼食を食べたあと、振り返りの時間をになった。 『節水に心がけた』『顔を洗うのは朝だけと決めた』『少ない材料で料理ができた』 ![]() こんな感想がかえってきた。 主催 (財)安藤スポーツ・食文化振興財団
運営・指導 NPO法人国際自然大学校 文・写真 中村 達 ■バックナンバー ![]() ![]() ![]() |