第1回 著者 大八木 雅之


 1994年に友人と北海道に出かけるようになってから、今年7月で32回となりました。最初はキャンプしながらのバイクツーリングでしたが、旅人宿(ドミトリー形式の民宿・ゲストハウス https://www.toho.net/)を利用するようになり、山・海岸・森の徒歩散策やボート遊びなども楽しむようになりました。私の体験から、少しでも北海道の魅力をお伝えできればと思います。
 第1回は、北海道の基礎知識をお話しします。

大地
 北海道の面積は83,450 平方km。東北6県に新潟と富山を合わせた面積、海外ではスコットランドの面積と同等です。スコットランドと北海道は風土も似ているようです。
 最近はカーナビ等の普及で地図を見なくなり、北海道の広さがわからず無理な計画を立ててしまったり、現在地と目的地の位置関係がわからなかったりという人が多いように思います。渡道の際は距離表示のある道路地図の携行をおすすめします。

気候
 函館など南端部は青森県と大差ありませんが、ほとんどが亜寒帯気候です。特に太平洋岸東部は霧が出やすいこともあり、7月でもストーブを片付けられません。軽装で渡道して「こんなに寒いとは思わなかった」と言う人が最近でも多いようです。週間天気予報で目的地の気温をチェックして衣服の準備をしてください。
 北海道は湿度が比較的低いので夏の海辺も爽やか。高温多湿となる地域に住む人にとっては非常に魅力的です。
 日本海側、内陸の山地は豪雪地帯となります。ニセコや富良野のスキー場は世界的にも高評価されているようですね。


■バックナンバー
北海道の旅 1
北海道の旅 2
北海道の旅 3

■著者紹介

大八木雅之(おおやぎまさゆき)
1963年京都府生まれ。ウェブデザイナー・ライター。
趣味はバイクツーリング、山歩き、風景写真撮影