『バイクで北海道を走ってみよう』(1) 大八木 雅之


心をリフレッシュし、失いかけていた自分を取り戻すには、一人旅がいい。
一人旅をするには、北海道がいい。
北海道で一人旅をするには、バイクがいい。

さわやかな風を感じながら走る。
道端の草花や風景に感動する。
ガイドブックに載っていない、自分だけの絶景を見つける。
すれ違いざまに、ピースサインを交わす。
休憩場所で、ガソリンスタンドで、信号待ちで、仲間と出会う。
・・・こんな体験は、「バイクで北海道」でないと味わえないだろう。

渡道方法:
 フェリーが最もおすすめ。船上でライダー同士、語り明かそう。
 関東以西から青森までの自走は、体力を消耗し、居眠り等により事故も起きやすいので、よほど日程に余裕がある場合を除き、お奨めできない。

走行:
 交通マナーを守る。動物の飛び出しに注意し、できだけ夜間走行はしない。
 都市部を走らない場合でも一日300kmが限度。走ってばかりいないで、いろいろな景色や動植物を見て回ろう。

  宿泊:
 北海道には無料のキャンプ場や素泊まり1,000以下のライダーハウス(簡易宿泊施設)が多数存在するが、初心者や女性には、セキュリティー等のトラブルが起きやすいので注意。
 おすすめは「旅人宿」。初めての一人旅でも、まずこういった宿に行けば、宿主や同宿者から旅の情報を得られる(人生相談も!)。料金も低価格(1泊2食付き5,000円前後)で、地元の食材を使った手料理を存分に味わえる。

(参考)
カントリーハウス セキレイ舘
http://www3.ocn.ne.jp/~sekirei/

上富良野の小さな宿 旅の途中
http://www12.plala.or.jp/tabinototyu/kamifu.htm


 いずれも宿主は現役旅人ライダー。
 林道ツアー(レンタルバイク有り)、川遊び、山歩き等の自然体験もできる。

大八木 雅之(おおやぎ まさゆき)
1963年京都生まれ。ホームページ制作編集。パソコン・家電製品のリサイクル業。北海道でのツーリング・山歩きは1994年より16回目。自然体験.comの編集に参加。

■バックナンバー
『バイクで北海道を走ってみよう』(1)
『バイクで北海道を走ってみよう』(2)
『バイクで北海道を走ってみよう』(3)