![]() ![]() ![]() - 第2回 - 著者 奥村 彪生
「料理を作るというのは、頭を使い、知能を駆使すること」 みなさんの家ではお母さんが料理を作ってくれるし、あるいは、スーパーマーケットやコンビニで買ってきたおかずや弁当が食卓にのることがあると思いますが、今日のアウトドアクッキングは全部、君達で手作りしてもらいます。 薪で火を焚くことを覚えよう
チキンラーメンピラフを作ってみよう
包丁はニャンと、猫の手のように軽くにぎろう
料理が上手になると、学校の成績もよくなる 料理が上手になると、絶対に学校の成績もよくなります。学校の成績が悪いのは料理が下手だからです。そういうと、気にする子がいるかもしれないけど、料理をつくるということは、どうしたら上手に火を焚くことができるか、どう調節したらおいしいごはんに炊けるかというように頭を使い、知能を駆使することなんだから。そして、食べる人全員に気を配る、そのことで情緒豊かな人を思いやる気持ちが育まれるんだよ。だから、おいしい料理ができるようになる子は、だんだん賢くなって成績も上がっていくというわけです。
魚を焼くのは炭火が一番
命に感謝して、余すところなく食べよう
それから、火を使って調理することをクッキングといいます。火を使わずに、包丁で生の魚や肉を切って器に並べることが料理です。料理とクッキングは違います。今日はアウトドアクッキングですから、すべて火を使います。ではこれから、班毎に作業にかかってください。 ■バックナンバー ![]() ![]() ![]() ■著者紹介 奥村 彪生(おくむら あやお) 昭和12年和歌山県生まれ。 伝承料理研究家。 日本各地の土地や家庭に伝承された食文化を見なおし、明日に生きる新しい伝統料理を研究する。平成6年、食生活文化賞を受賞。 著書に『日本の食べもの』『たのしくつくる健康野菜料理』(いずれも人文書院) 『おいしさ度あ・な・た流』(ぎょうせい)『日本料理秘伝集成』(同朋社)など多数。 また、テレビ番組などの出演も多い。 ■関連情報 ![]() |