2008年度トム・ソーヤースクール企画コンテスト支援50団体の企画より、
その活動や実施のレポートを順次掲載していきます。
NO | 学校・団体名 | 都道府県 | 企画の概要 |
30 |
京都産業大学附属中学校 |
京都府 |
「京都の森と水探検、調査」
京都の北山を源流とする鴨川や桂川水系の環境学習。河川のほか、京北町片波、花背、深泥池、下賀茂神社、京都御苑などで水質検査、生態学調査をおこなう。 |
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「京都の森と水探検、調査」 深泥が池 [5/17]

白花のカキツバタが咲く深泥が池
日 時:
場 所:
2008年5月17日(土)9:00~12:30
深泥が池
<活動内容>
国指定天然記念物の深泥が池で
水生生物や外来魚の帰化、ウズムシ類の調査を実施。
<レポート>
今年度第1回は、下記の通り、深泥ヶ池で実施した。
深泥ヶ池は白花のカキツバタが咲き、トンボの羽化も始まっていた。
最初に、深泥が池の保護に取り組んでおられる田末先生から
外来魚ブルーギルの生態や駆除の取り組みについてお話を伺った。
一度侵入し・繁殖した外来魚が、在来種を追いやっている実態を学んだ。
また、その駆除が、いかに困難かを知った。
氷河期の生き残りの動植物、泥炭層がよく保存されており
国指定の天然記念物となっている。
この池の周りを散策しながら観察した。
また、沢筋には在来種のナミウズムシを産し
止水域には帰化種のトウナンアジアウズムシを産することを今回も確認できた。
このウズムシ類は、再生で有名なプラナリアの仲間で
ES細胞やiPS細胞顔負けの超「万能細胞」をもっていることなどを学びましだ。