2007年度トム・ソーヤースクール企画コンテスト支援50団体の企画より、
その活動や実施のレポートを順次掲載していきます。
NO | 学校・団体名 | 都道府県 | 企画の概要 |
21 |
NPO法人 静岡県フィッシングインストラクター協会(略称:NPO法人JOFI静岡) |
静岡県 |
「まきのはら水辺の楽校」
イネ科植物が水辺に与える影響を、稲作体験を通して学び、自然のサイクルを体験する企画。他に水棲昆虫調査、河川の水質調査など。 |
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「まきのはら水辺の楽校」 宿泊ファミリーフィッシングスクール [8/25-26]
日 時:平成8月25日(土)~26日(日)
場 所:静岡市清水和田島青少年の家及び興津川
参加者:子供10名、保護者7名、指導者延べ23名
<実施の概要>
水源の河川で水棲生物調査を行うと共に
その採取したトビゲラの幼虫を活用した釣り体験を行う事により
食物連鎖を学んだ。
異年齢の子供達が共に宿泊体験を行う事により、強調性の育成が図れた。
25日の夕食は、炊きつけの火種に自ら火お越しを行った後
飯盒炊飯とカレーづくりの調理体験を行った。
<25日の活動>
・午前11時から開校式を行った後に、釣具の取扱のレクチャーと振出竿の取扱練習を行った。
昼食を食した後に、興津川で釣り体験を開始した。
釣具の取扱をスムーズに行えるように指導を図り、釣餌に関しては
市販されている「サシ・ミミズ」を活用して、ウキを使用した釣り体験を行った。
魚が釣り餌を啄ばむ瞬間を想いうかべて、ウキの動作をリンクさせて釣り竿を取り扱うように指導した。
結果、各方面から、釣れた・・・釣れたとの歓声が聞かれた。
3時間ほど釣り体験を行った後に、夕食の準備に入った。
・夕食に関しては、子供達が自ら調理を行った。
本日のメニューは「ご飯は飯盒炊飯」「メインディッシュはカレー」づくりに取組んだ。
種火に関しては、木を擦り合わせて種火を起して釜戸に火を移した後に
飯盒炊飯とカレーづくりに取組んだ。
・初日の活動に関しては、炎天下の活動となったので
夕食後は体を休める為に、自由時間として21時に就寝した。


<26日の活動>
・施設の活動「朝のつどい」に参加後に、朝食とった後に使用場所の清掃後に、26日の体験に取組んだ。
・前日に実施できなかった「釣具の作製」を実施した。
釣りの仕掛けに関しては、市販した物を使用することも可能であるが
自分自身でつくり上げた仕掛けにより、釣りに取組んだ方が、物を大切にする意識を養える。
取扱も丁重となる。
・釣りを行う前に、興津川の水棲昆虫調査を実施した。水質は「大変きれいな水」であった。
採取した水棲昆虫の中で「トビゲラの幼虫」を活用して、釣りに取組んだ。
興津川の魚が普段食している食べ物と、購入してきた食べ物(釣餌)との釣果の比較を行った。
結果は、普段食している食べ物「水棲昆虫」の方が好釣果を得た。
・興津川は鮎釣りのメッカであるので、友釣りの体験もあわせて行った。
体験直に鮎がハリ掛りした瞬間を目にした子ども達は、歓喜に包まれていた。
・昼食後は、環境教育プログラムのプロジェクト・ワイルド内アクティビティー「魚をつくろう」に取組み
魚の生態について楽しく取り組んだ。
最後に、会員が当日に釣上げた「鮎」を持ち帰っていただき、家で食していただけるようにした。
・本来ならば、釣上げた魚をその場で食したいが
行政が管理する施設を活用する場合は、施設が準備した食材以外は食す事が出来なく
今回は「命を食べる」は中止となった。

