2007年度トム・ソーヤースクール企画コンテスト支援50団体の企画より、
その活動や実施のレポートを順次掲載していきます。
NO | 学校・団体名 | 都道府県 | 企画の概要 |
21 |
NPO法人 静岡県フィッシングインストラクター協会(略称:NPO法人JOFI静岡) |
静岡県 |
「まきのはら水辺の楽校」
イネ科植物が水辺に与える影響を、稲作体験を通して学び、自然のサイクルを体験する企画。他に水棲昆虫調査、河川の水質調査など。 |
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「まきのはら水辺の楽校」 勝間田川水棲生物観察 [8/11]
日 時:平成19年8月11日(土) 09:00~11:00
場 所:牧之原市勝間田川
参加者:子供8名、保護者5名、指導者1名
<実施の概要>
勝間田川の支流に位置する「榛原ふるさとの森」から流れ込む水質調査を実施した。
勝間田川の下流域で、水棲生物の生き物観察会を行った。
<実施後の感想>
・今回の活動の拠点である「榛原ふるさとの森」から流れ込む
勝間田川の水棲生物調査で評価した。
等級は「少しきたない水」であった。
この水棲生物調査のポイントは、本年度で8回目の調査である。
調査ポイントは、昨年8月末から本年度初旬にかけて
河川改修が行なわれていた影響で、水質等級が
「きれいな水」→「少しきたない水」に等級を落としてしまった。
昨年度までは、多様な水棲生物を観察できたが
本年度はコガタシマトビゲラのみ確認された。
また、生物にとって大切な要素である「隠れ家」が失われたことにより
サワガニ・ヘビトンボ・カワゲラを確認する事は出来なかった。また、魚類も激減していた。
今後も継続して調査を行う必要がある事を痛感した。
・勝間田川下流域で、水生生物観察会を行った。この活動に関しても、8年目を迎えた。
捕獲された生き物は、10種類であった。
(ウナギ・ズガニ・スジエビ・ヌマエビ・手長エビ・ボラ・マハゼ・ヨシノボリ・カワアナゴ・オイカワ)
例年は15種類前後確認されていた。種類に関しては、河床の変化に伴い捕獲された種類は少なかった。
活動中は、子どもたち全員にライフジャケットの着用を義務付けた。
子どもたちの表情は笑顔に包まれており、
水生生物観察会は、子供たちにとっても保護者にとっても興味津々であり
ふるさとを知る機会として継続して実施して行きたい。
・9月開催予定の勝間田川河口でのハゼ釣り体験に向けて、好感触を得た。
汽水域に生息する「マハゼ」を捕獲した。
9月の活動は、釣上げた「マハゼ」を、その場で調理して「命を食べる」を予定している。

