2007年度トム・ソーヤースクール企画コンテスト支援50団体の企画より、
その活動や実施のレポートを順次掲載していきます。


  活動レポート    

NO学校・団体名都道府県企画の概要
10 大町市立第一中学校探研部 長野県 「手づくりカヌーによる仁科三湖探研」
手作りのカヌーで仁科三湖の学習と探研。

「手づくりカヌーによる仁科三湖探研」 仁科三湖探研開始!青木湖探研 [9/16]

9月16日(日)、いよいよ仁科三湖最大の青木湖で探研を開始することになりました。
当日朝の天候は晴れ。やや波が高かったのですが、カヌー操作に支障なしと判断しました。
カヌーを湖に浮かべ、少し練習させました。

ある艇が水漏れしてしまうことが判明しました。
予想外のできごとでしたので、まず艇を持ち上げて水を出しました。
応急処置のためのガムテープなどを持ってこなかったため、「どうしよう?」と思案していると
校長先生が、「水をかき出しながらやれば大丈夫だ」と言ってくださったので
チキンラーメンを食べるために用意した容器と、タオルを使うことになりました。

いよいよ出発。当初湖を横断するコースの予定でしたが
波がやや高いこととカヌーが浸水することを考慮して、湖の北側の岸辺沿いを通るコースに変更しました。
校長先生が手こぎボートで先導しながら激励してくださったこともあり
生徒たちはプールと全く違う状況であっても、落ち着いてカヌーを操作していました。
(写真右:湖の一番北側にある桟橋で小休止する様子です)

 

折り返し地点に到着しました。ここでメンバーを交代です。
この頃からぱらぱらと小雨が降ってきてしまいましたが、風が強くなってきていなかったので
同じコースを辿って出発点(青木湖キャンプ場)に向かうことになりました。

前半のメンバーが後半のメンバーに替わり、沖にカヌーを漕ぎ出すと
前半のメンバーが「がんばれよ」と手を振ってくれました。自然に仲間を思いやる姿っていいですね。
生徒の移動などを手伝ってくださった保護者の皆さんからも、励ましの言葉をもらい、さあ出発です。

復路の途中、やや風が強くなり、波も少し高くなってきました。
生徒たちもやや緊張気味でしたが、どの艇もゆっくり息を合わせながらオールを動かしました。
水漏れしていた艇には往復とも部長が乗り込み、時々水をかき出していました。
ゴールの青木湖キャンプ場付近になると、入り江のためか波もおだやかになりました。
ついにキャンプ場に到着。
最大の湖をほぼ半周して無事帰って来られたことに、一同ホッとするとともに
昨年からの願いを少し達成できたことに、生徒たちは満足感を感じていました。

 


支援団体活動レポート