2007年度トム・ソーヤースクール企画コンテスト支援50団体の企画より、
その活動や実施のレポートを順次掲載していきます。


  活動レポート    

NO学校・団体名都道府県企画の概要
7 群馬県甘楽郡甘楽町立新屋小学校 群馬県 「ぼくらの ふるさと 学び隊‥大地と水と大空と‥豊かな自然の中でがんばるぞ!」
米作り大作戦、タマネギの収穫、金星観察、石の観察、昆虫生態観察など、総合的な自然体験学習を半年間にわたって企画。

「ぼくらの ふるさと 学び隊‥大地と水と大空と‥豊かな自然の中でがんばるぞ!」
サマースクール④ 皆既月食と木星の観察会 [8/28]




 日  時:平成19年8月28日(火) 19:00~21:00
 場  所:新屋小学校 校庭
 参加者:新屋小児童・保護者合わせて約50名

夏休みに入った7月21日に「金星・月の観察会」を計画しました。
残念ながら厚い雲に覆われ、月や金星を望むことができませんでした。
7月23日の予備日、
開始前の午後6時頃には少し空を望むことができましたが
その後、空一面に雲が広がり、星空を観察することはできませんでした。
両日とも見える可能性を期待して、たくさんの家族が来てくださいました。
皆さんの「次の機会はいつですか?」の声もあり
皆既月食の8月28日に観察会を行うことにしました。
群馬県立自然史博物館にお願いし
自動追尾の天体望遠鏡を2台お借りすることができました。

2学期が始まり2日目。
週間天気予報でも晴天が望めそうになく
当日も観察会をほぼあきらめていました。
それでも子どもたちや家族が6時過ぎに来てくださいました。
「残念ながら見えませんね」と帰られました。
その後も数家族が来てくださいました。
7時頃になって、
「あっ、星が見える」と天頂付近に星を見つけた子がいました。
何分かすると南西に木星が見え始めました。
博物館からお借りした望遠鏡を設置し、
木星とガリレオ衛星を見ていただきました。
望遠鏡のセッティングをしていなかったので
時々調整する必要がありました。
「九分九厘あきらめ状態」でしたので、準備不足が露呈してしまいました。

少年野球「新屋イーグルス」のメンバーが練習後に木星を見てくれました。
「この星は何?」「木星だよ」
初めて望遠鏡で惑星を見た子どもがほとんどで
大きく見える木星に感動していました。
その後、「月が見える!」と
PTA会長さんが本影に入っている赤黒い月を発見。
2台の望遠鏡を、「月」と「木星」に合わせ、本格的に観察しました。

デジタルカメラを接眼レンズにつけて
木星と衛星を撮影することができました。
8時30分頃には皆既食が終わり
明るくなっていく月を望遠鏡で確認し、写真に撮ることができました。
肉眼では限度があります。
精度の高い望遠鏡で素晴らしい天体ショーを見ることができました。

「次はいつですか?」
  ・・・・
「次は秋の星空、冬の星空を観察しましょう!」




支援団体活動レポート