
平成18年度トム・ソーヤースクール企画コンテストの審査会が開催され 厳正な審査の結果、文部科学大臣賞、安藤百福賞など各賞が 下記の通り決定いたしました。
■学校団体部門
文部科学大臣奨励賞 賞金100万円+副賞チキンラーメン1年分 |
団 体 名 |
渋谷区立臨川小学校(東京都) |
企 画 名 |
「全校檜原移動教室」 |
活動内容 |
全校児童・教職員が参加し、西多摩郡の「檜原自然の家」で、自然とのかかわりを大切にした山村生活を体験し、習得した知識や知恵を普段に生かせるカリキュラムを創造する。 |
受賞理由 |
全校の児童134人が山村に移動して、4泊5日の長期の自然体験活動を行なった。都会の小学校が廃校に移転して日常の教育活動を行なうという試みは、これからの自然体験学習の参考事例となると思われる。ゆとり教育の見直しのなかで、全校の児童が参加するこの体験活動は、教職員の熱心な指導がなければ実現しない企画であったと高く評価された。 |
優秀賞 賞金50万円+副賞チキンラーメン半年分 |
団 体 名 |
八王子市立上川口小学校(東京都) |
企 画 名 |
「みんなで自然体験推進計画2006」 |
活動内容 |
低学年にはたんけん隊、高学年には自然調査隊として、地域の愛鳥ボランティアとともに、年間を通した野鳥観察会や自然的教育素材を活用した教育を計画。 |
受賞理由 |
全校あげての非常に熱心な日常的な自然体験活動。子どもたちの感性を育むために、学校周辺の豊かな自然環境を生かして「本物に触れさせる」取り組みを総合学習の年間計画として実践。実りの収穫祭、虫探し、全校野鳥観察発表会、椎茸栽培、自然探し、ホームページの「野鳥ミニニュース」制作など、全国の小学校の自然体験活動のモデルともなる、大変優秀な活動が高く評価された。 |
■一般団体部門
安藤百福賞 賞金100万円+副賞チキンラーメン1年分 |
団 体 名 |
NPO法人 岩木山自然学校(青森県) |
企 画 名 |
「青森県横断子ども冒険キャンプ」 |
活動内容 |
太平洋の日の出から日本海の夕日までを、青森県を横断しながらさまざまな体験活動を行なう連続性のある冒険キャンプ。 |
受賞理由 |
青森県内の太平洋側から日本海までの自然豊かな地域を、8泊9日で横断したスケールのある体験活動。子どもたちにとって、わくわくドキドキするような未知なる体験へのチャレンジと冒険を目的にして、乗馬、カヌー、登山、農業体験など、様々なプログラムを組み込みながら、子ども達の達成感と感動を与えたことなどが、高く評価された。 |
優秀賞 賞金50万円+副賞チキンラーメン半年分 |
団 体 名 |
NPO法人 さんぴぃす |
企 画 名 |
「芦屋川探検隊 ~モクズガニの遡上をみんなで助けよう!」 |
活動内容 |
芦屋川は住宅地の中を流れる河川だが、良質な水質を維持している。中下流部ではモクズガニが棲息しているが、堰堤などによって遡上が阻止されている。そこで、堰堤にかける橋を設置する活動を行ないながら、餌となる水生生物などの調査も実施する。 |
受賞理由 |
身近な「自然の宝庫」の発見を感じさせる活動。住宅地を流れる芦屋川でモクズガニを遡上させるという、大規模でユニークな企画と活動が評価された。モクズガニの遡上を助けるとともに生態観察や、餌となる水生生物の調査など、環境教育と理科の学習もプログラムに取り入れた長期間の活動であった。 |
■審査委員長
安藤 宏基 (財)安藤スポーツ・食文化振興財団 理事長
■審査委員
岡島 成行 大妻女子大学 教授/自然体験活動推進協議会 代表理事
星野 敏男 明治大学 教授
節田 重節 元 (株)山と溪谷社 取締役
三浦 正行 立命館大学 教授
水野 正人 ミズノ(株) 代表取締役会長
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