平成16年度トム・ソーヤースクール企画コンテスト支援30団体の企画より、その活動や実施のレポートを順次掲載していきます。

  活動レポート    

NO団体名主な企画内容
12森世紀プランニング(長野県)「ぼくらは森の探偵団」
インタープリテーションクイズラリー。ストリー性をもったゲーム形式により、能動的な森林生態体系の学習を行う。

【主催団体】
 森世紀プランニング
【事業名】
 インタープリテーションクイズラリー
 「ぼくらは森の探偵団」
【日時】
 8月6日 9:30~16:00
【場所】
 新潟県妙高高原「リブランの森」
【参加者】
 小学生 86名 中学生23名 〔上越地区の緑の少年団〕
【事業内容】
 森の探偵団(小・中学生別の5~7名グループ)が、リブランの森で起きたいくつもの難事件〔森や里山の動植物に関する18の事件(設問):クイズサイン〕を、決められた時間内に協力して解トム・ソーヤースクール 無人島冒険キャンプ決していき、その解決したポイント数を競い合いました。
 森の各所に設定された、プレイリーダーによるネマガリタケで作った弓矢や、ササ船、自然の蔓を使ったターザンロープなどの野遊び競技によるポイントと、時間得点を加算し、トータル530ポイントをめざしました。
 結果は、小学生グループの1位が375ポイント、中学生グループのトップが345ポイントでした。参加者全員に、木製の動物バッジと、小学生グループの1~3位、中学生グループの1位に、自然素材を使った手作りの賞品を授与しました。
 子供たちがマップとコンパスを頼りに能動的に森の中を歩き、グループで協力しあってインタープリターが作成したクイズサインに取り組み、プレイリーダーによるアクティビティーにチャレンジする姿に、引率の指導者の方々も感心しておられました。
 プログラムを通して事故やケガもなく、そして何よりも、夏の森に輝く子供たちの笑顔が、プログラムの最大の成果であったと感じております。

森の事件ファイル12
この馬のせなかのような木は、動物たちが大すきな木の実のなる木です。さて、どんな木の実がなるのかすいりしましょう?
(1)マツボックリ (2)クリ (3)クルミ (4)どんぐり


※クイズサインは、馬の背に乗らないと見えないようになっています。下だけ見て歩いていると見つけることができません。答えは、木の下に落ちている木の実が発見できれば分かります。


※ケヤマハンノキの幹に残された熊の爪痕。参加者全員に見てもらいたかったので、マップ上にも位置を落とし、クイズサインも分かりやすい場所に設置しました。

※笹の葉に隠されて見落としの多かった事件ファイル。さて、皆さんはこの答え、お分かりになりますか? リブランの森から車で30分ほどの戸隠地域では、戸隠神社の御祭神の九頭龍にちなみ、龍の歯型であると言われてますが。


こちらは、中学生用のフジヅルのターザンロープ。さあ、うまく切り株の上に着地できるかな!

さあ! ねらいを定めて。 70ポイント・ゲットだ!


森の中での昼食は、最高!
グループは、10地域の少年団の混合になっているので、活動を通して交流をはかる場ともなった。


ササ船は上手に作れたかな?
設定されたゴールは、かなりの難コース。
川の流れをよく読んで、さあ、チャレンジだ!



最後は、笑顔の授賞式。
小学生部門、第2位の賞品は、開催場所の妙高高原にある日本最大のドイツトウヒの森で拾ったジャンボ松ボックリのミニリースだ!



支援団体活動レポート