 
安藤百福理事長のご挨拶
平成15年度トム・ソーヤースクール企画コンテスト 表彰式と記念シンポジウムが1月20日、大阪府池田市のインスタントラーメン発明記念館で開催された。
まず、安藤財団の安藤百福理事長から、自然体験活動には新しい発見があり、気がつかなかった感動と喜びを与えてくれるとともに、次代を担う人材の育成のためには欠かせないもの。そんななかで、今回の受賞団体の活動は、大変興味をそそるすばらしいものばかりでしたとご挨拶。
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 安藤百福 理事長
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河村建夫文部科学大臣からのご祝辞(代読)
続いて、文部科学省の岩上安孝生涯スポーツ課長から、河村建夫文部科学大臣の代読で、子ども達の体力の低下が懸念される中で、自然体験活動は、心と身体を育み、豊な人間を形成していくという趣旨のメッセージと、創意工夫に優れていた受賞団体へ敬意を表しますとの祝辞があった。
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 岩上安孝 文部科学省生涯スポーツ課長
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講評
審査を担当した自然体験.COMの制作委員を代表して岡島成行大妻女子大学教授から、審査会では評価が分かれたが、僅差で各賞が決定した経緯などを説明。
文部大臣奨励賞を受賞した、「ほしはら山の学校」は、廃校利用とお年寄りのガンバリが、優秀賞の「高見小学校」は、海を越えていこうという大きな体験に、あえて子ども達の力を信頼した先生たちの指導力を評価。そして、準優秀賞の「BIG TREE」は、健常者と障害者が力をあわせて、一緒に体験をここなったことで、すばらしい効果があったと、各賞の選定理由と講評を行なった。
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 岡島成行 大妻女子大学教授
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表彰
文部科学省奨励賞 広島県 ほしはら山の学校 『ふるさと体験スクール』

同学校自然体験塾長 竹廣愛さんへ 岩上安孝 文部科学省生涯スポーツ課長から文部科学大臣奨励賞の表彰
最優秀賞 広島県 向島町立高見小学校 『高見っ子版ロビンソンクルーソー』

同小学校 岩田千賀子校長へ 安藤宏基 副理事長から優秀賞の表彰
準優秀賞 京都市 NPO法人BIG TREE 『心のバリアフリー キャンプだホイ!』

代表理事 竹内早代さんへ 安藤宏基 副理事長から準優秀賞の表彰
受賞団体報告(詳細は追って掲載します)

ほしはら山の学校塾長 竹廣 愛さん
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高見小学校 沖 章生 先生
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NPO法人BIG TREE 代表理事 竹内 早代さん
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記念講演
世界最高齢の70歳でエベレストに登頂した、プロスキーヤーでクラーク記念国際高等学校校長の三浦 雄一郎さんによる記念講演会が行なわれた。
三浦さんはエベレスト登山や、数々の冒険をとおして、『夢の先は難しい。一歩踏み出す勇気はなかなかでないが、勇気を出して踏み出したら、諦めずに一歩ずつ、それぞれの夢のステージに向かってほしい。』とエールを。そして『人間は自然の中で生かされている。そんな中で子ども達に生きる力と、生命を考える機会を与えていただきたい。』と参加者に語りかけた。
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 テーマは『家族の絆 大自然への冒険』
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閉会のご挨拶
安藤宏基 安藤財団副理事長から、
「自然体験は何もない原点に戻って、考える機会を与えてくれる。何もない原点から出発すると、新しい発想が生まれてくる。厳しい状況がつづく日本の経済も、原点に戻れば違う発想が出てくるものだ。自然体験活動は、そんな発想を子ども時代から育んでくれるはず」
という趣旨の挨拶と、受賞団体、参加者、関係者への謝意があり、全てのスケジュールを終了した。
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 閉会のご挨拶 安藤 宏基副理事長
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受賞団体の発表
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