![]() ![]() ![]() <プログラム> (1)リバートレッキング (通称:リバトレ)
(2)原始火起こし (縄文人体験プログラム) ![]() その昔、木と木を擦り合わせて、火を起こしたと言う。(原始人は、木と木が風で擦り合い、火が起きる所でも見たのかな。) そんな原始的な方法を考えた人の気持ちになり、いろいろな方法がある中でも、比較的私たち現代人でも火が起こせる「ヒモギリ式」に挑戦するプログラムです。 乾いたスギ板(軟らかい木で、木くずとなって燃える部分の役割を持ちます。)と、乾いた固いとがった木の棒とひも、そして、麻ひものほぐしたものがあれば、簡単につくることが出来ます。(でも、やはりノウハウがあるのでね。これが...。森の学校では、教材キットとして販売しています。) このプログラムは、とにかく、大人が、子供が、全ての人がハマります。但し、このプログラムや夜の『たき火でクッキング』などの食事をつくる元となる火種ですから、あまり遅くなっても困るものです...。 このプログラムは、ファミリープログラムの中で実施するケースが多いのですが、やはり、狙いは『協力』をテーマに実施します。 (3)いのちを育てる ![]() この畑は、昔、この村の中学生たちが花を育てていたものです。コンクリートの越冬用の温室も残っています。 私たちは、『いのちを食べる』プログラムに、イワナやニジマスなどの魚や、野菜を使うのですが、その野菜をここで育てています。 ナス、キュウリ、トマト、ネギ、イチゴ、ミツバなど比較的楽に育てられるものですが、この傾斜と石ころだらけの森の学校の畑では、大変です。 村の人々の貴重なアシストが必要です。南牧村の急な傾斜での畑仕事用に、村のカジ屋さんが特別につくるクワを使います。二股に分かれたもので、通常の平グワでは、この土地には太刀打ちできません。堆肥の入れ方や苗の植え方、添え木の立て方など...いろんな事をみんなで村人に教わりながら、自分達の食べる姿を思い浮かべ、汗をかきます。 こうして、参加者が全員で(小さな子供も同じです。)働きます。一本のネギの命を育てて、そして、その尊い命を犠牲にして、私たち人間は、生きているのだということを、体験的に学びとっていきます。 イワナやニジマスも生きたままで、みんなで調理していきます。 このプログラムは、一見地味なようですが、とても大切なプログラムだと考えています。 (4)ツリーハウス このツリーハウスのプログラムは、森の学校が提携しているツリーハウスの工法特許所有者と共に開発したものです。 私たちのツリーハウスは、生きた木の上に出来るだけ木を傷めないように安全で、楽しくつくり上げていくものです。 みんなでつくっていく所からのプログラムです。勿論、出来上がったツリーハウスで、高い所のトリップ感を楽しむのも大切なプログラムです。 ![]() ・床面積 約1.6~4.2平方メートル(立木の間隔により変化) 約1~2.5畳 高さ 約1.6~1.8m(床から天井まで) 森の木の上につくった居心地のよい場所。 初めて、木に登ったのは、いつだったろう。木の上に登って地上を見下ろすと、自分も森や自然の一部になった気分がして、冒険心がうずき出す。木の上の家に行くと、いつでもそこで「自然」に出会えます。 自然環境を壊すことなく地形や木々を有効利用した、自然にいちばん近い家・ツリーハウスは、心と体を解放してくれる遊具でもあります。 ピラミッド型のこのツリーハウスの屋根は、涼しげな青竹でできています。軽量型で3本の立木を柱に利用するため、斜傾面等様々な場所に建設する事が可能です。また、親子で簡単に建てることが出来るので、ツリーハウスづくりを楽しみながら、ノコギリやロープの使い方や自然のしくみも学ぶことが出来ます。つくりながら楽しめて、つくってからも遊ぶことが出来るツリーハウスです。 (5)森の工作室 このプログラムは、森の学校定番プログラムのひとつです。 近くの材木屋さんで頂いた端材や、木の実や松ボックリ、そして竹など、材料は、里山にいくらでもあります。この材料探しからプログラムは始まります。急な斜面のスギ林を越えて雑木林の中へ入って行って、季節の色やカタチを集めてアートしていきます。 時には、流れの早い川を横切って、お父さん達と男の子たちで、大きな竹を切りに出かけます。この竹の代金が村のおじいさん達のお小遣いでもあります。 今では、南牧村の竹林は、イノシシにタケノコを食べられるので貴重なものになっているのです。 この森の工作室のプログラムの役割は、ノコギリやナタ、そして、ナイフなど使い方によっては、危険な道具をマスターしていくことです。特にマキ割りは、大人も熱中し続けるプログラムです。 こうした危険な道具を一人前に使うことが、ひとりの人間としての自信にもつながるのです。 森の学校プロフィール <歴史> ■発足 1993年春 1993年に「森の学校」の前身である「ハックルベリーくらぶ」~子供と大人の為の野外冒険学校~を発足。開催場所を毎回変えて、自然学校プログラムを取り入れて実施。(主としてキャンプ場とその周辺を活用) (「ハックルベリーくらぶ」は、登録商標として、登録されています。) ■ 「森の学校」開校 1995年春 群馬県南牧村の旧尾沢中学校を借り受け「森の学校」を開校。 以降、子供だけのキッズキャンプ(2泊3日)を中心に周辺の渓流や滝、山などのフィールドを使った「自然学校」を実施。(「森の学校」は、登録商標として、登録されています。) <背景> ■子供たちを取り巻く環境の悪化 ■少年犯罪の低年齢化 ■登校拒否・自閉症・学級崩壊・校内暴力 家庭内暴力・ホームレスへの暴行etc... □自らの存在理由を失う □きずなを持ち得ない □弱者へのいたわりなど、他者への思いやりを欠く □自己中心的な考え方 □現実と非現実の区別が付きにくい □いのちの価値がわからないetc こうした社会現象の原因のひとつに「教育環境の問題」(学校教育・家庭内暴力・社会教育・地域教育)、特に、家庭・社会及び地域教育としての年齢のちがう世代の交流 (遊び仲間・ガキ大将的交流)の欠落と自然とのかかわりの欠落が挙げられます。 解決するひとつの手段として「森の学校」が誕生しました。 <テーマ> ■ハックリベリーくらぶ憲章 わたしたちは、森や林で、朝の太陽と小鳥たちのさえずりで1日を始める権利がある。 月の光や星の輝きのもとで1日を終わる権利がある。 1.わたしたちは、自然の声を聞く権利がある。 2.わたしたちは、森や川や海で、1日中遊びまわる権利がある。 自然の中で遊ぶ、それは、常に新しい発見と工夫と知恵を身に付けてゆくこと。 どんな教師よりも本よりも、自然は上手に教えてくれる。 本で読んだことや聞いたことは忘れるが、自分で体験したことは一生忘れることはない。 3.わたしたちは、「生きる体験」を自らが経験する権利がある。 4.子供たちは、子供たちだけの生活体験をする権利がある。 年の違う子供たちが自分のわがままをぶつけ合って生活する。 その真剣な欲求の中で、やがて彼らは、相手へのいたわりと厳しさ、 集団で生活することの楽しさと厳しさを理解し、リーダーシップとフォロアーシップを身に付けてゆく。 5.わたしたちは、冒険や探検に出かける権利がある。 好奇心はいつの時代でも、未来をつくってきた。 自然の中で、その好奇心は生きる力を養ってくれる。 そして子供は未来をつくる天才なんだ。 <コンセプト> ●自然との共生という領域での環境教育 「自然学校」の主要な目的とステージ 「自然を舞台として環境教育が実践される場所」を「自然学校」として位置づける。 ●自然学校 - 大きな要素 第1 「自然が先生」になる学校 (人間はあくまでも案内・解説役) 第2 自然の助けを借りて人の病を直す学校 第3 自然(地球)の病を直す事を学ぶ学校 ●伏流構造 - 環境教育はこの役割も大切 1.環境教育は伏流水的に潜在化する性質を持つ。 2. (幼児期から)こどもの頃に何よりも必須な教育。 3.こどもにとって環境教育は、今後共重要な役割を持っている。 ○人間を含めた「地球の生命体」がこれからもずっとこの美しい地球に存在してゆくために「地球の病気をこれ以上悪化させることはできない。」 そうした意識を持った世代が育つ環境をつくるのは、私達の役割。 <連絡先> 〒104-0061 東京都中央区銀座7丁目18-13-203 TEL 03-6226-3633 FAX 03-5565-1199 Mail morinogakkou@kankyou.info ホームページ http://www.morinogakkou.jp/ ※「森の学校」と「ハックリベリーくらぶ」は、株式会社バツフォ環境計画研究所の登録商標です。 |