2008年度トム・ソーヤースクール企画コンテスト支援50団体の企画より、
その活動や実施のレポートを順次掲載していきます。
NO | 学校・団体名 | 都道府県 | 企画の概要 |
42 |
彦名地区 チビッ子環境パトロール隊 |
鳥取県 |
「泳げる中海を取り戻すには私たちはどんなことをしたらよいか」
きれいな中海を取り戻すために、水質調査、親子環境学習会などをおこなうほか、割り箸の回収による紙の再生、サマーエコキャンプなどの環境学習をプログラムに組み込んでいる。 |
|
「泳げる中海を取り戻すには私たちはどんなことをしたらよいか」 中海ポスターコンクール表彰式・中海クルージング [8/24]
日 時:
場 所:
参加者:
2008年8月24日(日) 表彰式10:30~、クルージング11:00~15:00
表彰式・米子市灘町食品会館、クルージング・米子湾
子ども3名、大人3名、サポーター1名(ポスターコンクールで入賞した親子)
<中海ポスターコンクール表彰式>
8月24日、中海ポスターコンクールの表彰式が米子港の食品会館で開催された。
彦名地区チビッ子環境パトロール隊のメンバー3人が応募、最優秀賞、鳥取県西部総合事務所長賞、優秀賞のベスト3の栄誉に浴した。中海護岸流域の小学生から、総数162編の応募があり、その中のベスト3の栄誉に欲したことはサポーターの私はこの上ない喜びでとてもうれしく思いました。
3人とも近所のおじさんやおばさんからから、「昔は中海で泳いでた」と聞いてすごくびっくり、今の中海ではとても泳げるような状況にないので、みんなで中海をきれいな海にして『昔のように泳げる中海を取りもどす』という思いをこめて、一生懸命ポスターを描いたとのこと。
3人とも、表彰式には保護者と出席、喜びを分かち合っていた。
当日は食品会館で、中海水質浄化のイベントが開催され、中海ポスターコンクールの入賞者の作品が会場に展示され、参加者の注目を集めた。
<中海クルージング>
中海ポスターコンクールの表彰式終了後、中海体験クルージングがあり、ポスターコンクール上位入賞者親子を含めて一般の市民に呼びかけ応募された方々と一緒になって参加、初めてヨットの湖上から中海を見るとあって多くの市民が参加した。
これまで中海を陸上から見ているばかりであったが、この日は中海に入れることができ、湖上から米子市や周辺の安来市を見ることでとても感激した様子であった。
水面にはクラゲが気持ちよさそうにフワフワと泳いでいて海の香りがしたこと、波は穏やかでヨットはすべるように進んでいき、とっても気持ちよかったことなど。
中海の湖面の水はきれいに見えたが、米子湾中央の湖底には積年のヘドロが堆積しているとの説明、私たちが日常生活の中で台所排水等汚れた排水や食べ粕等出さないようにする必要のあることを学んでもらった。
<参加者の感想>
「ポスター最優秀賞を受賞して」
夏休みになってすぐ中海ポスターを描きました。
去年は優秀賞だったから今年は最優秀賞を取りたいなと思いました。
近所のおじさんから、「昔は中海で泳いでた」と聞いてすごくびっくりしました。
お友達の真由ちゃんちに行くと、真由ちゃんちからちょっと歩くだけですぐ中海につきます。
その海は、中が全然見えません。
「こんな海でおじさんは泳いでいたんだ」と信じられませんでした。
私は中海をきれいな海にしたいと思い、一生懸命ポスターを描きました。
中海にはたくさんの魚が泳いでいて、大きな噴水があって、地下トンネルもあって、
中海がきれいになって喜んでる絵にしようと一生懸命描きました。
中海テレビの人が「舞果ちゃん、最優秀賞おめでとうございます」と電話をくれました。
「やったー!」と言いました。すごくうれしかったです。
お魚を描くのは苦手で、いっぱい描くのがむずかしかったけど、頑張って描いてよかったと思いました。
来年もいい絵を描こうと決めています
(彦名小学校3年 島林舞果)
「中海体験クルージング.中海環境フェア」
日差しは強かったですが、ちょっぴり涼しくなった8月24日(日)、鳥取県と中海テレビ放送主催の中海環境フェアに参加しました。およそ250名の親子が米子湾に集まりました。
この日は中海ポスターの表彰式もあり、市長をはじめ県総合事務所長が同席されていました。
私と娘はヨットにのせてもらいました。
水面にはクラゲが気持ちよさそうにフワフワと泳いでいて海の香りがしてました。
中海を外側から見ているばかりでしたが、この日は中に入れることができました。
波は穏やかでヨットはすべるように進んでいき、とっても気持ちよかったです。
帆を揚げる前に舵の執り方を教えてもらいました。娘は最先端に乗せてもらいご機嫌の様子でした。
食品会館内でのスタンプラリーでは、水環境を知ることができました。
中海の浅瀬にすんでいる魚が、水槽で元気に泳いでいるのも見せてもらいました。
小さなタツノオトシゴが、からだを伸ばして海草のまわりを泳いでいたり、ヤドカリが地面の砂場で遊んでいる姿はかわいかったです。有意義な一日を過ごすことができました。
(保護者 島林昌子)