2008年度トム・ソーヤースクール企画コンテスト支援50団体の企画より、
その活動や実施のレポートを順次掲載していきます。


  活動レポート    

NO学校・団体名都道府県企画の概要
42 彦名地区 チビッ子環境パトロール隊 鳥取県 「泳げる中海を取り戻すには私たちはどんなことをしたらよいか」
きれいな中海を取り戻すために、水質調査、親子環境学習会などをおこなうほか、割り箸の回収による紙の再生、サマーエコキャンプなどの環境学習をプログラムに組み込んでいる。

「泳げる中海を取り戻すには私たちはどんなことをしたらよいか」 坪田愛華賞授賞式 [8/2]

日  時:
場  所:
参加者:
2008年8月2日(日) 14:00~14:30
彦名町 島根県立美術館
子ども3名、大人3名、サポーター1名
 <レポート>

自然界の異変が身近に感じられ「地球温暖化」に関するさまざまな情報が毎日のように報道されている。
京都議定書では地球温暖化の原因とされる二酸化炭素などの温室効果ガスについて、1990年を基準にして日本の削減量をマイナス6パーセントとしているが2006年度の排出量は6.4パーセント増加、世界の温室効果ガス排出量は自然界の吸収量の2倍を超えているのが現状といわれている。
このような状況が続けば、今世紀末には世界の平均気温が最大で6.4℃上昇、世界の気候システムに多くの変化が引き起こされると予想されている。

このような現状の元、日本海テレビでは「チームマイナス6パーセント」の趣旨に賛同し「日本海テレビecoプログラム」と題して地球温暖化防止について身近にできることからはじめようとeco活動の啓発を進めている。
「こどもエコグランプリ」は未来を担うこども達が、地球温暖化防止等の活動のために日々工夫や努力している活動を取り上げ紹介して表彰するものである。
今回応募した彦名地区チビツ子環境パトロール隊の活動が評価されて、このたびこどもエコグランプリ・「坪田愛華賞」の受賞の栄誉に浴した。

 <参加者の感想>

「坪田愛華賞 表彰式に参加して」
日本海テレビのこどもエコクラブの「エコグランプリ春こん」で
私たち彦名地区チビッ子環境パトロール隊が、これまでの活動の成果に対して「坪田愛華賞」を受賞しました。
「坪田愛華」さんは島根県出雲市の出身で、小学校六年という年で、
いち早く地球のSOSを深刻に受け止めた女の子で、「地球の秘密」という本を書き、
書き終わったその翌日、病気でなくなりました。
亡くなる以前に書いた「地球の秘密」という本は、世界各国で翻訳され、
世界中の人々がこの本を読み、地球のことについて考えはじめるようになるきっかけなりました。
もう15年以上も前のことです。
私たちの彦名地区チビッ子環境パトロール隊は毎年エコクラブの活動がスタートする5月に
「愛華ちゃんの地球の秘密」のビデオをクラブ全員の親子で鑑賞してから活動をしますが、
私は、こんなにすごい・すてきな人の賞「坪田愛華賞」を受賞してとてもうれしくてたまりません。
私たちのクラブで行っている活動は、環境に関する親子学習会、廃てんぷら油を使った廃油ローソクづくり、
町内の環境パトロール、中海の水質調査、エコクッキング教室、町内の小川でのメダカの探検調査、水鳥観察等
たくさんの自然観察学習をおこなっています。これからもこれらの活動を続けていくことが大切なので、
サポーターの指導を受けながら継続していきたいと思っています。
このたびの表彰は、彦名地区チビツ子環境パトロール隊の多くの先ぱい達からの継続した活動に対してのものです。
現在の私たちの活動を含めて、引き継いでいく私たちの後は後輩にもエコ活動を続けてもらい、
未来の子ども達も環境の問題を考え行動してほしいと願っています。
(彦名小学校6年 田澤菜夕)

「こどもエコグランプリ“うちの学校のエコ自慢”授賞式に参加して」
8月4日14時から島根県立美術館で、日本海テレビ主催エコグランプリの授賞式がありました。
彦名チビッ子パトロール隊は、サポーターの向井さんの尽力により「坪田愛華賞」を受賞することが出来ました。
授賞式には、日本海テレビの社長さんはじめ関係者の方々、そして、
坪田愛華さんのお母様がご出席されていました。
受賞の感想や今後の活動予定を述べ、盛大な中受賞式は無事終了しました。
一つの生物を通して、自然の営みの様子や変化が環境を考える時きわめて重要であると思いました。
また、「私一人くらいしなくても」ではなく、「私ひとりであっても、しないよりはしたほうがまし」の
「一人くらい」ではなく、「一人でも」の精神が環境問題に取り組む時必須であると感じました。
(保護者 島林昌子)



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