2008年度トム・ソーヤースクール企画コンテスト支援50団体の企画より、
その活動や実施のレポートを順次掲載していきます。
NO | 学校・団体名 | 都道府県 | 企画の概要 |
27 |
岡崎市立千万町小学校 |
愛知県 |
「ふるさと千万町 山里の自然と生活の知恵がいっぱい!『みんなが主役 手作りワイルドキャンプ!』」
山里の自然と触れあうキャンプ体験。地域の人々から自然素材を生かした生活の技の伝授や、学校農園で栽培した食材で手作り料理などをおこなう自然体験活動。 |
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ふるさと千万町 山里の自然と生活の知恵がいっぱい!「みんなが主役!手作りワイルドキャンプ!」 みんなでキャンプを振り返る [7/20]
日 時:
場 所:
参加者:
2008年7月20日(日)
岡崎市立千万町小学校 校庭・運動場
全校児童5名、保護者10名、教職員7名、カメラマン1名
<スイカ割りと閉会式>
いよいよ手作りワイルドキャンプもフィナーレである。
本当に中身の濃い、実に豊富なプログラムを
夢中になってすごしてきたキャンプの締めくくりの時が来た。
閉会式の前に、これもお楽しみのスイカ割りをする。
何と二人目の3年生のE児がふらふらしながら近寄ってきながらも、
見事一発で真っ二つにスイカを割ってくれて、みんなでおいしくいただく。
ラストを飾る閉会式では、この手作りワイルドキャンプの主役
5人の子どもたち1人1人のふり返りの発表をする。
どの子も、このキャンプでの自分の成長や心に残った思い出が実感を込めて語ってくれた。
<振り返りの会より・キャンプで一番楽しかったことベスト3>
ぼくがキャンプで楽しかったことは花火です。
花火をシュワシュワッとて、きもだめしのあとにやりました。
後ね、楽しかったことはカレーライス作りです。一番の思い出はカレーライス作りです。
タマネギ、ニンジン、ジャガイモを切りました。
少しお母さんに手伝ってもらいましたが上手にできました。
後は、川の生き物を全部で11匹捕まえました。とてもうれしかったです。
(3年・E児)
このキャンプでまずぼくが楽しかったことは、カレー作りです。
カレー作りでは、飯ごうで炊いたり・食材を切ったりして、うまくいかなかったところもあるけど
なかなかおいしくできたのでよかったかなあと思っています。
後、楽しかったことは川遊びというか魚つかみです。
ぼくは一応一匹捕まえたけど、他の人も色々捕まえてよかったです。
後、川魚の唐揚げが意外とおいしかったのにびっくりしました。
後、他の人達がみんなすごくせっせせっせといろんなことをやっていてすごいなあと思いました。
(5年・C児)
私がキャンプで楽しかったことは竹水鉄砲で遊んだことです。
作るところからやって結構きれいにやらないといけなくて大変だったけど、
みんなで遊んだら(陣地を)守るのも大変だったけどみんなと楽しめたのでよかったです。
後、楽しかったことはカレー作りです。
飯ごうで炊いているときに火が強くて大変だったけどおいしく炊けてよかったです。
他の子もすごいいろんなことに気づいてくれたのでよかったです。
(5年・D児)
私がキャンプで一番楽しかったのは竹水鉄砲で遊んだことです。
竹水鉄砲では、先生や親のチームと子どもチームとやってすごく思いっきりやって楽しかったです。
カレー作りではすごく熱かった分おいしくできたかなあと思いました。
カレー作りでは、他の子たちがすごく気づいて自分から動いてくれたのでよかったです。
川遊びでは、いろいろな魚が泳いでいるのが見られてよかったです。
(6年・A児)
私が一番楽しかったのはカレーを作ったことです。
タマネギを切ったとき目に涙が出てきたけど結構上手にできたのでよかったです。
他のC君とかE君とかも一生懸命にやってくれたのでよかったです。
カレーを煮ていたときに火が近くて熱かったけど、一生懸命混ぜたらこげずにおいしいカレーができたのでよかったです。
2番目によかったことは川で魚をつかんだことです。
私は川で魚をとるときにとれないだろうなあと始めは思っていたけど、
結構大きい「赤ぶと」(カワムツの婚姻色の出た大型のもの)がとれたのでよかったです。
それで、AちゃんとDちゃんが(魚の内臓をカミソリで)さばいてくれて食べたら
私は「絶対無理!食べたくない!」と言っていたけど、
普通学校(給食)で食べる魚より臭味もなくて、すごくおいしく食べられたのでよかったです。
3番目に楽しかったことは、竹の家で寝たことです。
本当に寝られるかなと心配だったけど、本当にお父さんたちが一生懸命作ってくださって
そんなに寒くなくて、月も星もちょっと見えたのでよかったです。
(6年・B児 こどもエコクラブのキャプテン!)
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こんな子どもたちの率直な声が生まれた手作りワイルドキャンプであった。
手作りワイルドキャンプの主役、子どもたち本当によくがんばりました。
1人1人の持ち味が生き、団結と協力が生まれたキャンプでした。
発表している子どもたちの顔の表情がとっても明るく生き生きしている。
それを親子で作ったベンチに座りながら聞いている保護者の方も
あたたかい拍手をおくってくれる。
このあたたかい雰囲気が千万町の宝である。
ふるさと千万町の山里の自然と生活の知恵を体全体でいっぱい感じながら
みんなの成長を喜び合えた、この1泊2日の手作りワイルドキャンプであった。