2008年度トム・ソーヤースクール企画コンテスト支援50団体の企画より、
その活動や実施のレポートを順次掲載していきます。
NO | 学校・団体名 | 都道府県 | 企画の概要 |
11 |
NPO法人 国際自然大学校 |
東京都 |
「自然体験フェスタ2008 ~みんなの遊び場、誰もが主役!!~」
多摩川河川敷にブースを設け、遊ぼうパン作り、自然発見ゲーム、火起こし選手権など、様々な体験を参加者が自由に選択できる活動。 |
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「自然体験フェスタ2008 ~みんなの遊び場、誰もが主役!!~」 [9/23]
日 時:
場 所:
参加者:
2008年9月30日(火)9:30~16:00
多摩川河川敷(東京都狛江市)
約700名、スタッフ約60名
<実施の背景>
「自然」は、人に安らぎを与えてくれ、人が持つ力を引き出し、
人と人とを繋いでくれる、欠くことのできないものと考えています。
そんな「自然」の中での活動を
多くの子ども達に体験してほしい、親しんでほしい。
また、普段は自然に触れない人や、自然体験活動をする機会がなかなか作れない人も気軽にきてほしい。
そんな思いから「自然体験フェスタ2008」を開催しました。
<レポート>
澄み渡る秋晴れの空の下、多摩川河川敷にて「自然体験フェスタ2008」を開催しました。
数日前まで台風の影響が心配されていたものの、当日は澄み切った青い空が眩しい1日になりました。
ご来場いただいた方の中には、「気持ちいい!」と多摩川で泳ぐ子ども達の姿もありました。
そんな多摩川の河川敷を舞台に、近隣の施設や関連団体の協力も得ながら
手軽に楽しめる様々な体験活動を用意し、実施しました。
各コーナー、満員御礼!たくさんの皆様に自然体験に親しんでいただきました。
「瞬間アイスクリーム」
大人気!瞬間アイスクリームコーナー。意外な材料で、あっという間に出来上がるアイスが登場!
マジックパウダーを入れると、袋の中からもくもくと煙が出てきます。
袋の中で少しずつ変化していく感触と冷たさに、アイスクリーム作りへの期待が膨らみます。
お味の方は?と聞くまでもなく、満面の笑みがわきあがってきていました。
夏のような陽気の中、大盛況のアイスクリーム作りでした。
「火起し選手権」
“我こそは”という兵が集まった火起こし選手権。21チーム約70名が参加しました。
やり方を聞き、スタートの合図で火起こしを始めますが、リズミカルに動かすのがなかなか難しいのです。
苦労して、ついた後の拍手と嬉しそうな表情。
そして、最後には、一緒に組んだチームのメンバーに「ありがとうございました。」と声をかけて
散っていく参加者の皆さんからは、達成感が伺えました。
「意外に難しいんですね~!!」との感想もあり、
火起こしの難しさ、火のありがたさを感じられたのではないでしょうか。
「アウトドアHowtoコーナー」
ダッチオーブンの使い方やテントのたて方、
チムニースターターなるバーベキューの必需品(!?)のレクチャーが行われました。
アウトドアにちょっと興味のあるお父さんや家族連れなど、多くの人に立ち寄っていただきました。
「バルーンアートコーナー」
1本の細長い風船から動物やお花などが出来ていく。その魅力の虜になった子がたくさんいました。
会場には、色とりどりの風船を抱えて歩き回る参加者の姿がありました。
「動物ふれあいコーナー」
モルモットやミニチュアホース、犬やヤギや羊たちが遊びに来てくれました。
その愛くるしい姿に癒され、また、動物の温かさを感じる瞬間でした。
動物を手にした子どもたちは はじめは恐る恐る触り、慣れてくると じわーっとスマイルが浮かんできました。
生き物の力はすごいですね。
「あそ棒パン」
手軽に簡単おいしく出来る。3拍子揃った手作りパン。
生地を好きな形に変形させて、しの竹に巻きつけます。火でゆっくりあぶるとオリジナルパンの出来上がり!!
焼きながら食べられるのも魅力のひとつです。
青空の下、火を囲みながら「おいしい~!」と少しずつほおばっていました。
「遊々ひろば」
輪投げや竹ぽっくり、竹鉄砲など、いろんな昔遊びを楽しんでいただきました。
昔遊びに夢中になるのは、子どもだけではありません。
大人も夢中になって、輪投げや竹ぽっくり検定に挑戦していました。
「自然発見ゲームコーナー」
ビンゴゲームに挑戦。丸いもの、長いもの、においのするもの、いきものなどの
キーワード9つが書かれたカードを手に、河川敷の草むらの中を探します。
青空と緑の草々、色とりどりの自然環境に囲まれながらの活動でした。
ひとつのお題からたくさんの発見があり、想像力が広がっていきました。
「手作りひろば」
鉄製ボルトと木片を使い、鳥の鳴き声を出す「バードコール」を作りました。
同じ材料なのに、それぞれ鳴き声が違う、世界にたったひとつのバードコールの完成です。
作り終わった後は、使い方もしっかりマスター!鳥に迷惑をかけない使い方を覚えて帰りました。
「森のようちえんコーナー」
3歳以下の子から保護者の方まで一緒にレクリエーションや自然物を使ったゲームを楽しんでいきました。
看板を持ってねり歩きながら参加を呼びかけるスタッフのそばには、一緒に呼び込みをする子どもたちの姿も・・・。
一緒になって盛り上げてくれました。
<大レクリエーション大会>
フェスタのフィナーレは「大レクリエーション大会」!
ジャンケンゲームで勢いをつけ、「♪おもちゃのチャチャチャ」で大絶叫!
会場の中心に大きな輪ができ、一帯がひとつになりました。
最後は景品をかけたジャンケン勝負で、見事に日野春産のお米とジャムをゲットして帰ったお友達3人がいました。
普段、自然体験に親しまない人たちにも手軽に楽しめること
身近なところにも自然があることを知っていただきたい、という思いから企画しましたが
本当に多くの皆様にご参加いただくことができました。
この「自然体験フェスタ2008」が自然体験活動への入り口となり、
自然や環境に対して興味を持つきっかけとなっていれば幸いです。
同時に、今後もこのような“気軽に”“手軽に”楽しめる機会を増やしていきたいと考えています。