2008年度トム・ソーヤースクール企画コンテスト支援50団体の企画より、
その活動や実施のレポートを順次掲載していきます。
NO | 学校・団体名 | 都道府県 | 企画の概要 |
6 |
群馬県甘楽郡甘楽町立新屋小学校 |
群馬県 |
「ふるさと学び隊“つなぐ ひろげる” …大地と水と大空と パート2 お宝発見…」
川砂から宝石を探そう、庭谷層のベントナイトで洗ってみよう、コンニャクをつくろう、昆虫のバルーンアートをつくろう、お米をつくろうなど、学校あげて一年を通して行う自然体験活動。 |
|
「ふるさと学び隊“つなぐ ひろげる” …大地と水と大空と パート2 お宝発見…」特別授業・大地のつくり [10/30]
日 時:
場 所:
参加者:
講 師:
2008年10月30日(木)1~4校時
甘楽町庭谷、鏑川
6年生63名、理科支援員、職員3名
堀越武男先生
<レポート>
新屋小学校校区には「庭谷」という地域があります。
きれいな新生代第三紀の地層「庭谷層」が見られます。
利根川水系の鏑川にはたくさんの種類のれき(石ころ)見られます。
昨年はサマースクールで、この庭谷層や川原の石について勉強しました。
今年は、6年生の「大地のつくり」の発展学習として、県教育委員会事業の「特別授業」を実施し
6年生全員に地域の自然を学んでもらいました。
「庭谷層(新生代第三紀、富岡層群、約1300万年前)の露頭の観察」
・地層の傾きや広がっている方向を間近で観察し、スケッチしました。
・地層をつくっている岩石(泥岩・砂岩)の粒を直接さわって確かめました。
・地層がたい積した環境を実験や地層の粒の様子から考えました。
・たい積当時はクジラなどが泳ぐ海の時代だったことを想像しました。
「鏑川の石の観察」
・卵位の大きさで、種類(様子)の違う石を各自10個拾いました。
・グループ毎に拾った石をシートに山積みにして、講師が説明した特徴の石を見つけ種類毎の山に分けました。
・「かぶら川の石図鑑」(下仁田自然学校編・著)を使用して、石の名前を確認しました。
同じ種類でも色や粒の様子が様々であることを確認しました。
・教科書で扱っている砂岩、泥岩、れき岩以外にも堆積岩が身近にあることを教えてもらいました。
(チャート・石灰岩・凝灰岩)
・石は上流から流れてくるので、
石を調べると上流域の岩石や地層などを知る手がかりとなることを教えてもらいました。
・大きな泥岩が風化して崩れていく様子を見たり、泥岩の表面に生痕化石があるのを見つけました。