− 第689回 −  筆者 中村 達


『今年の年賀状から・・・』

 今年も年賀状をたくさんいただいた。コロナ禍での感染対策で、山登りや旅行などを断念した、というのが多かった。今年こそコロナ禍が収束して、山に、旅に、行けるよう願う、というのもあった。
 私の友人や知人は山の関係者が多い。70歳を越えても、いまなお登り続けているし、ことしも目標の山を決めて登頂をめざす、という元気な年賀状もあった。余生を楽しむ、という、何かしら悠悠自適が伝わってくるのも多かった。
 その反対に、体力の低下で山登りはそろそろ断念、という古い友人。
 年賀状を見て、なんとなく顔は思い出せるが、多くの顔はずーっと以前に会った方が多く、最近の人は比較的少ない。だから、お会いしてもすぐに当人と分かるか自信がない。半世紀も会っていない人からの年賀状もあるが、タイムスリップしたようでもあり楽しい。

 コロナ禍以前なら、今年の抱負とか、山登りの目標、あるいは海外旅行の思い出などもたくさんあったが、全体的には雰囲気として、じーっとガマンのようだ。しばらく辛抱というところだろうか。ただ、いずれにしても最近は健康に関するメッセージが多い。

 さて、今年はどんな年になるのだろうか。コロナ禍は収束するのか、はたまた新たな変異株が出現して、闘いは続くのか。まだ誰にもわからないような気がする。
 ただ、2年間に学習したように、ソーシャルディスタンスがとれて、清涼な大気があり、健康づくりのためには自然が最適、というのだけは多くの人たちが実感したようだ。そんなことから、今年はさらにアウトドアズ人気が高まると思う。
 実現性はともかく、どこに出かけようか、と思案するだけで楽しい正月だった。
※画像はイメージです。


(次回へつづく)


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■筆者紹介

中村 達(なかむら とおる)
京都生まれ。アウトドアジャーナリスト・プロデューサー
安藤百福センター センター長、日本ロングトレイル協会代表理事、全国山の日協議会常務理事、国際自然環境アウトドア専門学校顧問、全日本スキー連盟教育本部アドバイザーなど。アウトドアジャーナリスト。
生活に密着したネーチャーライフを提案している。著書に「アウトドアズマーケティングの歩き方」「アウトドアビジネスへの提言」「アウトドアズがライフスタイルになる日」など。『歩く』3部作(東映ビデオ)総監修。カラコルム、ネパール、ニュージランド、ヨーロッパアルプスなど海外登山・ハイキング多数。日本山岳会会員