![]() ![]() ![]() - 第390回 - 筆者 中村 達
『海外のアウトドア用品』 ヨーロッパのアウトドアズや登山用品は、思っていたよりも価格が高い。為替相場にもよるが、1ユーロ110円程度でも、国内に比べて安いという印象は、少なくとも私にはない。有名アウトドアブランドは米国製も多く、ヨーロッパでは輸入品になる。これまで何度かヨーロッパに出かけているが、現地で買ったモノといえば、国内には輸入されていない、イタリア製の山スキー用ブーツと、なぜかmade in U.S.A.のピッケル程度だ。 ![]() だから、ヨーロッパのものは大半を日本国内で購入している。リュックもシューズもウェアや小物類もそうだ。 ただ、輸入されていない製品も多いので、現地では時間に余裕があれば、ゆっくり探してみるのも面白いと思う。 これまでのところ、パリの蚤の市で1,900円で手に入れた、ラフマの帆布製パックが最もいい買い物だった。20年以上も前の代物ではあるが・・・。 ![]() 20年前にシアトルで買った圧縮ウールのアウトドアウェアは、当時の価格で3万円ほど。国内では5万円程度だったと思う。いまもさほど変わっていない。一昨年、リフォームにだした。2万5千円もしたが、まだまだ着られそうだ。このあたりがアウトドアブランド定番のすごさだと思う。 まもなくGWが始まる。アウトドアショップやGMSでも、キャンプ用品がうずたかく積まれている。バーベキュー用品がやたら目につくが、災害時に役に立つアウトドア用品のコーナーもある。 国内ブランドのキャンプ用品は、品質がいいものが多い。鍋、食器類、テーブル回り、火器などは優れものもたくさんあって、これを見る限り、日本はキャンプ大国のようだ。コンロ類などは、種類も多く、それでいて品質や安全性は世界最高水準ではないかと思う。 これらをどこでどう使うか、そのライフスタイルが問われているようだ。 (次回へつづく)
■バックナンバー ■筆者紹介 中村 達(なかむら とおる) 1949年京都生まれ。アウトドアジャーナリスト/プロデューサー 安藤百福センター副センター長、国際自然環境アウトドア専門学校顧問、日本アウトドアジャーナリスト協会代表理事、NPO法人アウトドアライフデザイン開発機構代表理事、NPO法人自然体験活動推進協議会理事、東京アウトドアズフェスティバル総合プロデューサーなど。 生活に密着したネーチャーライフを提案している。著書に「アウトドアズマーケティングの歩き方」「アウトドアビジネスへの提言」「アウトドアズがライフスタイルになる日」など。『歩く』3部作(東映ビデオ)総監修。カラコルムラットクI、II峰登山隊に参加。日本山岳会会員。 |