![]() ![]() ![]() - 第255回 - 筆者 中村 達
『国立公園を見直そう』 ![]() ![]() そして、何よりここが国立公園である、ということを自覚して、あるいは知っていて訪れる観光客はどの程度いるのだろう。 ![]() いま、不況や新型インフルエンザの煽りをうけて、全国の観光地は疲弊しているといって過言ではない。そんな中で世界遺産が注目されている。ユネスコから世界遺産に認定されれば、爆発的な人気がでる。しかし、その地は国立公園であることがほとんどだ。国立公園であることは知らないが、世界遺産だとは知っている。そんな観光客が大勢いるのではないか。 この国のすばらしいアウトドアフィールドは、国立公園にある場合が多い。日本アルプス、尾瀬、屋久島しかりである。観光やインバウンド、そして何よりも子どもたちの自然体験活動のために、いまいちど国立公園の意味と意義を確認することが必要だと思う。 (次回へつづく)
■バックナンバー ■筆者紹介 中村 達(なかむら とおる) 1949年京都生まれ。アウトドアジャーナリスト。 NPO法人自然体験活動推進協議会理事、国際アウトドア専門学校顧問、NPO法人比良比叡自然学校常務理事、日本アウトドアジャーナリスト協会代表理事、東京アウトドアズフェスティバル総合プロデューサーなど。 生活に密着したネーチャーライフを提案している。著書に「アウトドアズマーケティングの歩き方」「アウトドアビジネスへの提言」「アウトドアズがライフスタイルになる日」など。『歩く』3部作(東映ビデオ)総監修。カラコルムラットクI、II峰登山隊に参加。日本山岳会会員。 |