![]() ![]() ![]() - 第30回 - 著者 中村 達
「役に立つアウトドアズのウェブサイト」 アウトドアズや自然体験活動でも、インターネットの役割は、大変重要になってきている。そういう私も、いまやインターネットがなければ、この、滋賀県の田舎では、全く仕事にならない。逆にインターネットが使えるので、こんな田舎でも、北海道から九州、あるいは外国の友人達とも情報の交換や、仕事を共有することができる。 また、周囲には自然が多いので、通勤時間がほとんど必要ないこともあって、余った時間は、自然の中で遊ぶことができる。 さて、ITバブルがはじける前は、アウトドアズはインターネットの、有力なコンテンツとしてもてはやされた時期があった。大手の通信会社やプロバイダーは、競ってコンテンツを制作した。しかし、ITバブルがはじけ、不況が長引くと、アウトドアズも何処へやら追いやられてしまった感がある。エンターテイメントや音楽、健康、ショッピング、アダルトなどが中心となって、それも携帯電話に移行しつつある。 これは、制作した人たちの多くが、アウトドアズが好きで、あるいは、そんなライフスタイルを希求したからではないからだろう。単に、ビジネスとして面白い、と考えたに過ぎないように思われる節がある。そんな中で、新しく登場したり、いまなお継続しているHPなどの中には、お勧めできるものがそれなりにある。 そんな、お勧めコンテンツをご紹介したい。 まず、自然体験としては、このHPでもリンクをしている、 ![]() ![]() だろう。前者は指導者の検索ができ、全国の主な自然体験活動団体が加入しているので、それらの団体のこともわかる。後者は、具体的な環境教育プログラムが、ダウンロードできるので、実践的に役に立つ。 アウトドアズという名詞で検索すると、ヤフーで、1,922、gooで344,881、 BIGLOBEでは、実に543,000も出てくる。自然体験とアウトドアズと何が違うのかと、よく聞かれるが、基本的には同義語だと考えていい。そこで、日本の主なアウトドアズと自然体験のHPは、以下の専門の検索サイトで調べれば、ほぼ把握できると考えていいだろう。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 一方、アウトドアズではアメリカのサイトは、優れたものが多い。単なる情報にとどまらず、思想やしっかりした主張があるのが特徴だ。このあたりは、見習うべきものが多いと思う。 大学にもアウトドアズ関係が多く、検索エンジンだけでも、67,600ほど出てくる。 主なものだと、 ![]() ![]() ![]() ![]() また、アウトドアズの検索サイトでは、 ![]() ![]() アウトドア産業のことは ![]() ![]() などで、ほぼ全体が把握できると思う。 他にもかなりのサイトがあって、検索するだけでも大変だ。5年ほど前、アメリカのアウトドアサイトを調べたことがあったが、そのときでさえ、2人がかりで10日もかかった。 外に行けない天気の悪い休日には、こんなサイトを読んでみるのもたまには面白い。 (次回へつづく)
■バックナンバー ■著者紹介 中村 達(なかむら とおる) 1949年京都生まれ。アウトドアプロデューサー・コンセプター。 通産省アウトドアライフデザイン研究会主査、同省アウトドアフェスタ実施検討委員などを歴任。東京アウトドアズフェスティバル総合プロデューサー。 生活に密着したネーチャーライフを提案している。著書に「アウトドアズマーケティングの歩き方」「アウトドアビジネスへの提言」「アウトドアズがライフスタイルになる日」など。『歩く』3部作(東映ビデオ)総監修。カラコルムラットクI、II峰登山隊に参加。 |