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![]() <主催者挨拶 要旨> 公益財団法人 安藤スポーツ・食文化振興財団 安藤 宏基 理事長 ![]() 「トム・ソーヤースクール企画コンテスト」は、20回目をむかえました。審査委員の方々のアドバイスを得て質の高い企画コンテストに仕上がってきていることを嬉しく思っております。今回も興味深い活動がいくつもあり、高い教育効果や達成感が得られたのではないかと思います。 本日はコロナ禍の影響が残る中ですが、このような表彰式を催すことができましたことを、心から喜んでおります。表彰4団体の活動報告をぜひ聴かせていただきたいと思います。本日は、誠におめでとうございます。 <来賓挨拶 要旨> 文部科学省総合教育政策局 地域学習推進課青少年教育室 室長 平川 康弘 様 ![]() 文部科学省におきましては、最先端技術(ICT)の推進をすすめながら、体験活動は重要であると考えています。国立青少年教育振興機構の調査でも、子どもの頃の体験活動が多いほど自己肯定感が高いというデータが出ています。 今回表彰を受けられた皆様と安藤スポーツ・食文化振興財団様のこれから益々のご発展とご活躍を祈念いたします。 横浜市教育委員会事務局 学校教育企画部長 石川 隆一 様 ![]() 子どもたちにとって自然体験というものがとても大切だということが再認識されました。横浜市としましても活動される方々の支援をしていきたいと思います。安藤スポーツ・食文化振興財団の皆様、受賞されました方々をはじめ、体験活動を実践された学校、団体の方々の益々のご発展をお祈りします。 <審査講評> 審査委員を代表して、節田重節(NPO法人 日本ロングトレイル協会 会長)の審査講評がありました。 ![]() 「筏流しの再現」が、子どもたちをワクワク・ドキドキさせるのにぴったりな活動であり、「統廃合の危機から母校を守りたい」という子どもたちの熱い思いがアピールされ、多くのメディアに取り上げられた点が評価されました。 一般部門の最優秀賞である「安藤百福賞」は、独立行政法人 国立青少年教育振興機構 国立赤城青少年交流の家(群馬県)の「『限界突破キャンプ』~完結編~」に決定しました。 7泊8日という長いキャンプ活動で、ステージ毎にねらいを設定するなど充実した内容のプログラムでした。 学校部門の「優秀賞」は、大阪市立瓜破(うりわり)西小学校(大阪府)の「『アトリカリキュラム』の実践 ~つなげよう!自然と人と学びとこころ~」に決定しました。 自然体験活動を教育課程の中に位置づけ、全校をあげて組織的に活動を展開した点が評価されました。 一般部門の「優秀賞」は、島根県立少年自然の家(島根県)の「ジュニア・サマー・キャンプ2021 ~仲間と挑戦! 江津市の絶景発見! 歩き旅~」に決定しました。 目的や活動がシンプルに構成された一貫性の高いプログラムであり、また地域の方々との交流ができた点が評価されました。 他団体の参考になるような活動に贈られる「推奨モデル特別賞」は、つぎの団体に決定しました。 [学校部門] 甲賀市立油日(あぶらひ)小学校(滋賀県) 「自分・人・物・自然を大切に」を合言葉にみんなで取り組むエコ・スクール活動 ~地域資源を生かして~」 今後の発展が期待される活動に贈られる「トム・ソーヤー奨励賞」は、つぎの4団体に決定しました。 [学校部門] 横浜市立茅ケ崎中学校(神奈川県) 「我々の住むニュータウンの生き物から学ぶ ~持続可能な学区を生き物と水から考える~」 伊那市立伊那西小学校(協働:ミヤマシジミ研究会)(長野県) 「絶滅危惧種ミヤマシジミを守ろう ~里山の小学生が小さな命をつなぐ体験活動~」 [一般部門] 特定非営利活動法人 つがる野自然学校(青森県) 「白神Jr.レンジャーキャンプ」 まきのはら水辺の楽校(静岡県) 「命を育む活動」 「努力賞」は、つぎの5団体に贈呈します。 [学校部門] 調布市立滝坂小学校(東京都) 「『滝坂の森』発! 調布にグリーンベルトを広げよう」 高槻市立第六中学校・自然観察研究会(大阪府) 「琵琶湖・淀川水系『調べ隊、守り隊、知らせ隊』」 [一般部門] 認定NPO法人 宍塚の自然と歴史の会(茨城県) 「田んぼの学校」 NPO法人 もあなキッズ自然楽校 (神奈川県) 「小学生向けの遊びと環境学習活動『もあなキッズアースビレッジ』」 NPO法人 里豊夢わかさ(福井県) 「自然の中で生きる力を育む体験活動」 <表 彰> ■学校部門 ![]() 大津市立葛川中学校(滋賀県) 企画名 「『筏流しの再現』:葛川に古来より伝わる水文化『シコブチ信仰』を発信し、地域活力を高めたい!」 ![]() 文部科学省総合教育政策局 地域学習推進課 青少年教育室 平川康弘室長から、澤村幸夫校長へ表彰状の授与 ■一般部門 ![]() 独立行政法人 国立青少年教育振興機構 国立赤城青少年交流の家(群馬県) 企画名 「『限界突破キャンプ』~完結編~」 ![]() 安藤宏基理事長から、松村純子所長へ表彰状の授与 ■学校部門 ![]() 大阪市立瓜破西小学校(大阪府) 企画名 「『アトリカリキュラム』の実践 ~つなげよう!自然と人と学びとこころ~」 ![]() 安藤宏基理事長から、赤嶺佳彦先生へ表彰状の授与 ■一般部門 ![]() 島根県立少年自然の家 (島根県) 企画名 「ジュニア・サマー・キャンプ2021 ~仲間と挑戦! 江津市の絶景発見! 歩き旅~」 ![]() 安藤宏基理事長から、三浦洋子社会教育主事へ表彰状の授与 <受賞団体報告> 表彰式ののち、受賞各団体から活動報告がありました。 ![]() 大津市立葛川中学校(滋賀県) 「『筏流しの再現』:葛川に古来より伝わる水文化『シコブチ信仰』を発信し、地域活力を高めたい!」 ![]() ●発表のポイント 筏流しだけでなく、本来の目的である木材の活用まで再現した。筏に生徒たちが作った商品を積んで運搬し、筏から製作したテーブルを道の駅に設置するなど、葛川の文化や産業を街に発信することができた。 ![]() 独立行政法人 国立青少年教育振興機構 国立赤城青少年交流の家(群馬県) 「『限界突破キャンプ』~完結編~」 ![]() ・4つのステージ毎にねらい、活動のポイント、スタッフの関わりを明確に決めた。 ・毎日のふりかえりで参加者が達成感や自己と仲間との向き合い方について考えを深める場を設けた。 ![]() 大阪市立瓜破西小学校(大阪府) 「『アトリカリキュラム』の実践 ~つなげよう!自然と人と学びとこころ~」 ![]() 毎年継続して行われ共通性が保たれる教育課程内の活動と、多様な人たちと交わって行う活動を組み合わせることにより、子どもたちのモチベーションを高めることができた。 ![]() 島根県立少年自然の家 (島根県) 「ジュニア・サマー・キャンプ2021 ~仲間と挑戦! 江津市の絶景発見! 歩き旅~」 ![]() 長い歩き旅で達成感を得るとともに、地域の方と交流することで感謝の気持ちや思いやりの心を育み、人と関わることの楽しさを味わい、班活動で洗濯や食事作りを行うことで友達との関わり方や協力することを学ぶ。 ![]() |