平成18年度トム・ソーヤースクール企画コンテスト支援50団体の企画より、
その活動や実施のレポートを順次掲載していきます。


  活動レポート    

NO学校・団体名都道府県企画の概要
48 NPO法人 コロボックル・プロジェクト 熊本県 「コロボックル探険隊 ~森から海へ~」
熊本市郊外には、フクロウなどを頂点とした多種多様な動植物(コロボックル)が生息する自然環境が残されている。そこで、川ガキ、山ガキ、ガキ大将づくりと、自然体験活動のさまざまなプログラムと発表活動を行なう。

「コロボックル探険隊 ~森から海へ~」 里山キャンプをしよう2 [8/12-8/13]

 日  時:8月12日(土) 17:30~22:30
 隊  長:甲斐原巖(ガンさん)
 参加者:子ども3人、大人3人 計6人



 「里山キャンプをしよう2 ~命をいただこう~」

 カヌー下りの後、モモ畑を走り回っていたニワトリをいただき、キャンプ場へ。
キャンプ場に着くと、袋に入ったニワトリを調理場の近くに置いて、テントの準備。
すると、「ニワトリが逃げた!」
ニワトリが林の中へ。みんなで囲みますが、間をすり抜けてあっちこっちへ。囲んだ輪がだんだん小さくなって、シミズさんがゲット!
そのとき、タカヤくんのお兄さんと弟、お母さんが差し入れを持って到着し、ニワトリの調理に参加。

 シミズさんはそのままニワトリの羽を後ろにしてつかみ、次にクビを引いて一瞬気を失わせ、すぐに首をはねました。すると、胴体だけになっても、そこらを走り回り、みんな「わぁ、走しっとる(てる)?!」とビックリ仰天。
まず羽をむしり胸の肌が見えてくると、タカヤくんが触れて「あったかい!」
「ぼくも」弟くんとダイスケくん、今まで命があったことを実感!
次に熱湯につけて、さらに羽むしり。きれいに羽が取れてしまい、いよいよ調理。
おしりから包丁を入れていきお腹へ。
みんなはのぞき込み、博物館の学芸員でもあるシミズさん、内蔵の名前と働きを一つずつ説明しながら、さばき終了。
「おいしそう、でもかわいそう!」とだれかの声。

 いよいよ夕食。財団からいただいたチキンラーメンをコッヘルに出し、お湯を注ぎ、3分間の待機。
その間に、ガンさんが炭の火おこし、そしてエイケンさんがキャベツやタマネギ、ニンニクなどの野菜といっしょに、とりバーベキューの開始。
まず熱々ラーメンをツルツルとすすり、次に焼けたとり肉をほおばり、ほの暗いランタンのもと、さっきまで「コッコ、コッコ」と鳴いていたニワトリの命をきれいにいただきました。
昼間のカヌーでの川下りで疲れたのか、花火を少ししたところで「眠たいな」の声。
それではと調理場を片づけて、テントへ。みんなすぐにスヤスヤ?!

 次の朝、ゴソゴソという音で目を覚ましたガンさん。「おはよう」とみんなの声。
ガンさん「散歩に行こうか?」
みんな「暑くて、あんまり眠れんかった!」
ガンさん「人が多すぎたかな?」
カズトくん「地球温暖化といっしょたい。」
散歩しながら、「きのうのニワトリはおいしかったね?」と聞くと
「おいしかったよ」とみんな。
「いただきますて言うばってん、なんばいただいたっかね?」とガンさん。
すると、みんな「命ばいただきます。」

 みんなの顔には、わくわく!どきどき!(命を)いただきます!がいっぱいでした。

クビ落とし

温かい

いただきます

とりバーベキュー




支援団体活動レポート