平成18年度トム・ソーヤースクール企画コンテスト支援50団体の企画より、
その活動や実施のレポートを順次掲載していきます。


  活動レポート    

NO学校・団体名都道府県企画の概要
48 NPO法人 コロボックル・プロジェクト 熊本県 「コロボックル探険隊 ~森から海へ~」
熊本市郊外には、フクロウなどを頂点とした多種多様な動植物(コロボックル)が生息する自然環境が残されている。そこで、川ガキ、山ガキ、ガキ大将づくりと、自然体験活動のさまざまなプログラムと発表活動を行なう。

「コロボックル探険隊 ~森から海へ~」 生き物調べ [7/15]

 日  時:7月15日(土) 10:00~13:00
 隊  長:甲斐原巖(ガンさん)
 参加者:子ども7人、大人6人 計13人

  「田んぼ川の生き物を調べよう~タナゴやスナヤツメを見つけよう~」

 自己紹介後、探検の3つの約束(ガンさんの前には行かない、話をよく聞く、みんななかよく)を確かめました。そして、ダンゴを入れたアミカゴや魚の入れ物などをそれぞれが持って、鳴岩橋(なるいわばし)を出発。

 成道寺川(じょうどうじがわ)に沿って田んぼのあぜ道を一列になって歩いていくと、「あっ、太か魚がおる!よし、カゴをしかけよう!」
「平べったい水草がある、濃い緑のもある!」 など、わいわい!がやがや!
コンクリート橋に着くと、さっそく川へ。ところが足が底にズボズボ・・・
大ちゃん「足が抜けん?!」、「こっちは歩けるばい!」とガンさん。「あっ、捕れたばい。なんかな?」「エビも捕れたよ」などと、わいわい!がやがや!
田んぼの横のふしぎな葉っぱをガンさんが指さすと、平川くん「ドクダミの葉っぱに似ているよ。ハンゲショウだよ。」

 本流からそれて小川に沿って進むと、川の底にすじのようなものが見えました。みんながのぞき込むと、
 「カワニナだよ、ホタルが食べるんだよ。」とまた平川くん!!
小川をみんなで飛び越えて進むと、また本流にぶつかりました。
すると、さっさとガンさんが川に入り、ザルを川の底につけて、足で追い込んでいます。 泥砂や腐葉も入っていて、ザルを揺らすうちに
「わあ、でかいスナヤツメ!」それを見て、みんなもいっせいに川に入り
「とれたよ!ドンコだ!」などとおおはしゃぎ!!
ガンさんはどんどん上流へ。みんなも、わいわい!がやがや!上流へ。

 養鱒場(ようますじょう)の出口に着くと、ベテランの大ちゃん『ドボーン!』ととびこみ。みんなも“原人”もジャボーン?!
そのうちに、小石をひっくり返すと「カニがいた!」小さいカニがたくさん。なかなかみんなやめようとしません。

 でも、お昼になったので、ガンさん「集合?!」隊列を組んで、途中でゴミをひろったり、参加したおじいちゃんが造ってくれた竹の橋を渡ったり、しかけたカゴを上げたりしながら鳴岩橋にもどりました。みんな、わくわく!どきどき!が顔いっぱいでした。

※(今日話題になった生き物)
オオカナダモ、ヒラモ、ハンゲショウ、ムク、ガマ
ハグロトンボ、イトトンボ、ヌマエビ、スジエビ、ゲンジボタル、ヘイケボタル
サワガニ
ジャンボタニシ(ラプラタリンゴガイ)、カワニナ、マシジミ、ドブガイ
(ヌマ)ガエル
スナヤツメ、ドンコ、ナマズ、コイ、アブラボテ、タカハヤ
コサギ、アオサギ

シジミも捕れた中流

この橋大丈夫かな

いざ川の中へ

飛びこみ




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