平成18年度トム・ソーヤースクール企画コンテスト支援50団体の企画より、
その活動や実施のレポートを順次掲載していきます。


  活動レポート    

NO学校・団体名都道府県企画の概要
41 NPO法人 さんぴぃす 兵庫県 「芦屋川探検隊 ~モクズガニの遡上をみんなで助けよう!」
芦屋川は住宅地の中を流れる河川だが、良質な水質を維持している。中下流部ではモクズガニが棲息しているが、堰堤などによって遡上が阻止されている。そこで、堰堤にかける橋を設置する活動を行ないながら、餌となる水生生物などの調査も実施する。

「芦屋川探検隊 ~モクズガニの遡上をみんなで助けよう!」
モクズガニの気持ちになって川を観察し カニ達が遡上しやすい川をみんなで考えよう [10/22]

 日  時:平成18年10月22日(日)
 場  所:芦屋川全域(午前)、芦屋市青少年センター 研修室(午後)
 参加者:小学生37人、保護者8人、ボランティア・スタッフ10人

第6回目の芦屋川探検隊は『芦屋川の大調査』です。
前回は全員で市民センターから河口まで、芦屋川を見ながら歩きましたが、今回は探検隊のみんなが5班に分かれ、第一堰堤から河口までの間を班ごとに分担して、デジタルカメラや地図、スケッチ帳を使ってじっくり川の様子を観察し、撮影も行ないました。

日頃は川に行ったとしてもカニや魚を見つけたり、捕まえたりといったところにだけ目がいき、なかなか川自体をじっくり観察する機会は少ないものです。今回は、川の水位・速さ、植物の有無、川底の様子(砂・石・コンクリート・・・)など、どの場所がどんな様子になっているかを班毎にわかれ、細かく調査しました。
その結果、せっかく川を観察したくても、直接川に降りる事が出来ない場所が多かった事や、せっかく水がきれいな芦屋川なのに、ゴミや犬の糞などが目立つところもあり、下流は水が涸れて生物が全然いない場所も見つかりました。

午後からは、青少年センターの研修室に場所を変え、午前中に調べた内容をみんなでまとめる作業をしました。
まとめ方は、まず午前中に自分達で撮ったデジカメの写真をパソコンで見たり、実際に印刷したりして、実際に撮った写真が芦屋川の地図のどこの場所だったかを、みんなで思い出しながら地図上に印を入れていきました。
そして、その時気付いた事や、これから芦屋川をどんな風に変えていけば、芦屋川に住む生物がもっと増え、自然が保たれるかを、班のみんなと一緒に考えました。

班ごとに芦屋川をいろろ調査しました。
発見した事はデジカメで写真に撮ったり、スケッチブックなどに書きとめました。
午後から、取ってきた写真を印刷したりパソコンの画面でみたりしながら
気付いた点やもっとどんな川にしたいかなどをみんなで話合いまとめました。



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