平成18年度トム・ソーヤースクール企画コンテスト支援50団体の企画より、
その活動や実施のレポートを順次掲載していきます。


  活動レポート    

NO学校・団体名都道府県企画の概要
34 みらい塾実行委員会 福井県 「夏のみらい塾2006 in アカタン ~川ガキふるさと冒険記~」
山中の渓流「アカタン」には100年前につくられた石組み・砂防提があり、いまも人々の暮らしを守っている。地元のお年寄りにアカタンにまつわる話を聞き、人の暮らしと自然のつながりを学ぶ活動。

「夏のみらい塾2006 in アカタン ~川ガキふるさと冒険記~」 [8/18-8/20]

 日  時:平成18年8月18日~20日
 場  所:福井県南越前町 リトリートたくら、田倉川、赤谷川周辺
 参加者:子供35人

1日目。「アカタン探検隊出発!」
子供たちは4班に分かれ、地元のおんちゃんたちと一緒に
明治時代に人力で造られた石組みの砂防堰堤を見に行きました。
当時、岩を運ぶのに使用した道具を実際に使い、その大変さと昔の人の知恵を体験しました。
また道中では、アカタンに生きる動植物にふれたり、地元の方(ゴンパさん)の炭窯を見学して
とても楽しく、学びの多い時間を過ごしました。
壮大なアカタン砂防堰堤の上で皆で食べたお弁当は最高でした。
夜の巨大五右衛門風呂はとても気持ちがよく、また、大勢で入るお風呂は大変楽しいものでした。
ある子は3回も五右衛門風呂に入りにいっていました。
寝る前に地元の方に地域に伝わる不思議な昔話を話してもらいました。

2日目。「みんな川ガキだ!」
ということで、川の流れに身を任せてプカプカ流れてみたり
魚とりの仕掛けを作ったり、魚のつかみ取りをしたりと楽しみました。
子供たちの本領が一気に爆発した瞬間でした。
昼からは、「アカタンの最上流域への探検隊」「本格的な川ガキ養成講座」「地元の方に習う蕎麦打ち部隊」
の3つに分かれ、それぞれのエキスパートを目指しました。
夜の料理は、地元のこだわり料理に舌鼓。和気あいあいとご飯をたくさん食べていました。
その後、地元のおんちゃんたちに教えてもらいながら、一緒に盆踊り(やんしき踊り)を踊りました。
音頭とりのおんちゃんの歌う歌詞が面白く笑いの絶えない盆踊りでした。
夜のスターウォッチは、天の川や流れ星なども見ることができ
いそがしい一日の中でゆっくりすることができたすばらしい時間でした。

3日目の朝は、みらい塾名物「朝ごパン」。
先ずはパン生地を練り醗酵させます。
次に子供たち一人一人が棒に醗酵したパン生地を巻き、
1日目に頂いてきたゴンパさんの炭でじっくりとパンを焼きました。
ちゃんと焼けた子もいれば半生で食べた子もいました。
また3日間の体験をふりかえり、班毎に冒険記(壁新聞)としてまとめました。
はじめは緊張で硬くなっていた子も、帰るときには目をキラキラさせ
とてもたくましい顔つきになっていました。
また例年以上に班の結束力が強いようでした。





支援団体活動レポート