平成18年度トム・ソーヤースクール企画コンテスト支援50団体の企画より、
その活動や実施のレポートを順次掲載していきます。


  活動レポート    

NO学校・団体名都道府県企画の概要
21 昭和女子大学附属昭和小学校 東京都 「夜の学校での自然観察会」
夜の学校には夜にしか観察できないさまざまな生物の生態と、都会の夜空がある。夏、秋、冬と、季節を通した夜の学校で自然観察会を行い、親子で意外な発見や感動を得るような機会を設ける活動。

「夜の学校での自然観察会」 秋に鳴く虫の声を聴く会 [9/27-29]

 日  時:平成18年9月27日(火)~29日(木) 18:00~19:00
 場  所:昭和女子大学新体育館周辺(東京都世田谷区)
 参加者:子ども17名とその保護者

 虫の声を聴く会1日目。
 残念ながら雨降りで中止となってしまいました。
 2日目以降の天気が気になります。

 2日目。
 心配していた雨は昼過ぎに上がり、8人の子どもと保護者の方が集まった観察会になりました。
 18時前には、ちらほらとアブラコウモリの姿が見えました。
 都会の空にコウモリが飛ぶ姿を見たのは初めての人もいて、観察会の前に新しい発見ができました。
 観察会では、はじめに今回の観察会で大切なポイント「いろいろな鳴き声を聴こう」と
 安全面の話があり、その後懐中電灯と付箋紙を持って観察に出かけました。
 付箋紙は、自分が聴こえた鳴き声を文字で記録し、地図の聴こえた位置に貼りました。
 そして、参加者全員で鳴き声マップを作りました。
 鳴き声マップを見ると、同じ種類の虫でも人によって鳴き声の表し方が違うことなどが分かりました。
 鳴き声マップ作りの後は、事前に捕まえた虫やボタンを押すと鳴き声が聴こえる模型を使って
 鳴く虫についての学習をしました。
 また、携帯電話の録音機能を使って鳴き声の録音に成功した人もいました。
 前回のオオマツヨイグサの観察に続いて携帯電話が大活躍でした。

 3日目。
 昨日よりもアブラコウモリの数は少なめでしたが、姿を確認することができました。
 今日も昨日と同様に鳴き声マップ作りをしました。
 昨日よりも様々な鳴き声の表現がありましたが、
 実際は3~4種類の虫だということを話すと、驚いた人もいました。

 今回の観察会では、夜の虫観察の基本(大声を出さない、いきなりライトを近づけないなど)が
 なかなかうまくできずに、虫の鳴き声が止んでしまう場面がありました。
 次回は冬の星空観望会です。
 星空観測の基本を守って、楽しくてためになる観望会にしたいと思いました。

 <鳴き声が聴こえた虫>
 アオマツムシ、ツヅレサセコオロギ、エンマコオロギ、カネタタキ、マダラスズ




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