平成18年度トム・ソーヤースクール企画コンテスト支援50団体の企画より、
その活動や実施のレポートを順次掲載していきます。


  活動レポート    

NO学校・団体名都道府県企画の概要
16 八王子市立上川口小学校 東京都 「みんなで自然体験推進計画2006」
低学年にはたんけん隊、高学年には自然調査隊として、地域の愛鳥ボランティアとともに、年間を通した野鳥観察会や自然的教育素材を活用した教育を計画。

「みんなで自然体験推進計画2006」 今年度の様々な活動・その11

 恵まれた自然環境を生かした体験活動を様々な教育活動を取り入れながら、
 地域や自然を愛する心情やたくましく生きる力、生命を尊ぶ心、自然環境を大切にする心など
 豊かな心の育成を図る。

 <大地の恵みに感謝しよう!農作物の大収穫をみんなでお祝いしよう!>

5年生は、稲作に取り組みました。
先生も児童もみんな初めてのことばかり、わからないことばかりでした。
地域の方々や先輩の先生方にもお手伝いをしていただいて
みんなで代かき・田植えをしたのは、つい先日のような気がします。
初めて田んぼを間近に見て、
「いやだー。」「本当に入るの?」「へんな虫出てこない?」「ぬるぬるして気持ち悪い。」
と言っていた子どもたち。
それでも、田植えを始めるとみんな一生懸命。どの子の顔も輝いてきました。
弥生時代から連綿として続く日本民族のDNAが子どもたちにも残されていたのでしょう。
どろんこになりながらも「やったー!」という達成感が見られました。
その後、夏のプールの後にみんなで汗をかきかき草取り。
いつしか錦秋の時を迎え、たわわに実った稲を見て感激する子どもたち。
自然の中での多くの体験は子どもたちにたくさんのことを学ばせてくれたようです。
そして今日は、みんなでとったお米で「手巻き寿司パーティー」。
お母さんたちも応援に駆けつけてくださり、具だくさんのお寿司。
みんなの笑顔がはじけていました。本当にごくろうさんでした。


2・3年生は、主に野菜づくりにがんばりました。
畑を耕し、どんな作物を育てようかとみんなで話合いをして決めました。
始めはじょうずにできませんでした。クワの持ち方もわかりません。
耕すといってもどのようにすればよいのか、先生をまねて一生懸命に畑作業を行いました。
畑に苗を植えたり、種を蒔いて育てました。
ニンジン・ダイコン・その他諸の野菜をスーパーでしか見たことのない子どもたちもたくさんいました。
暑い夏の日に、元気に育つようにみんなで雑草取りをしたのも楽しい思い出となりました。
ぐんぐん育ちやっと収穫という時の、あのダイコンを抜くときの快感。
それはそれは言葉では表現できない喜びでした。
子どもたちの満足のあの笑顔を見れば、どんなにか楽しかったかがよくわかります。
収穫祭には、みんなで豚汁づくりパーティーを行いました。
3年生が育てたサトイモ、ダイコンは最高でした。
2年生のニンジンもその色あいがアクセントとなり、見ても美味しく食べても美味しく。
みんな大満足でした。
飛び入りで参加させてもらった1年生もお料理のお手伝いがたくさんできたようで、とても楽しそうな表情でした。
収穫祭後に、職員室に持ってきてくれた「手巻き寿司」「豚汁」
とてもとても美味しかったです。どうもごちそうさまでした。
大地の恵みに感謝の大収穫祭ありがとう。




支援団体活動レポート