平成18年度トム・ソーヤースクール企画コンテスト支援50団体の企画より、
その活動や実施のレポートを順次掲載していきます。


  活動レポート    

NO学校・団体名都道府県企画の概要
16 八王子市立上川口小学校 東京都 「みんなで自然体験推進計画2006」
低学年にはたんけん隊、高学年には自然調査隊として、地域の愛鳥ボランティアとともに、年間を通した野鳥観察会や自然的教育素材を活用した教育を計画。

「みんなで自然体験推進計画2006」 今年度の様々な活動・その9 [12/12]

 日  時:平成18年12月12日
 場  所:学校農園
 参加者:3年生

 恵まれた自然環境を生かした体験活動を様々な教育活動を取り入れながら、
 地域や自然を愛する心情やたくましく生きる力、生命を尊ぶ心、自然環境を大切にする心など
 豊かな心の育成を図る。

 <麦蒔きとダイコンの収穫>

12月12日 今日は、3年生が麦の籾蒔きとダイコンの収穫を行いました。
麦蒔きは10日ほど前に蒔いたのですが、どうも深く蒔きすぎたようで
芽の出方がまばらなので、もう一度蒔く事にしたのです。
棒で畝にしるしをつけ、かるく掘るようにして一直線に蒔きました。
籾がたくさん集まらないように、間隔を空けるのが難しかったようです。
立って蒔くとうまくできないので、中腰になって行いました。
しかし、普段ではあまりやらない作業であり
「腰がいたいよ。」「麦をまくのだって大変なんだ。」
「今は機械があるからいいけど、昔の人は大変な苦労をされていたんだろうね。」
などと、お話ししながらみんなで楽しくできました。
一生懸命に作業を行う子どもたちを見ていて、上川口小学校の子どもたちは
みんな素直でよい子だなとまたまた感心してしまいました。
麦が芽を出してきたら、麦踏みをするそうです。
麦踏みは、出始めた根をしっかりと大地にめぐらせる効果があるそうです。
これから霜柱や霜が降りたら、何度も麦踏みをする予定です。
たくさんの手間ひまがかかって作物が成長する様子を体験できる子どもたちは、とっても幸せだと思います。


さて、9月に種蒔きをしたダイコンはどうかというと、これがまたまた豊作の大豊作。
地面から少し青首をだしており、その大きなたくさんの葉を茂らせていました。
もちろん、根も真っ白でいかにも瑞々しい感じです。
先生から、「ひっぱるのではなく、ぐるぐると転がすようにして抜くといいんだよ。」と教えられ
みんな大喜びで歓声をあげながらダイコン抜きができました。
一人2本ずつおうちに持って帰るようにしました。
しかし、まだまだ畑にはたくさんのダイコン。
どうしようかとみんなで考え、学校の先生や職員のみなさんにもおすそ分けしてあげることにしました。
そのあと、たくさんのダイコンが収穫できたので
東京のある大学の「ダイコン踊り」をみんなでまねして楽しくおどりました。
そして、水道できれいに洗い、新聞紙につつんでもって帰りました。
と この時、突然。
お手伝いをしてくれていた副校長先生が、「ガブリッ!」とダイコンを生のままかぶりつきました。
みんな その様子に驚いていしまい、ポカーンと口を開けたまましばらくだまって副校長先生をみていました。
すると副校長先生は、「うん。これは、うまい!とれたては最高だ。瑞々しさ100%!」と大喜びしていました。




支援団体活動レポート