平成18年度トム・ソーヤースクール企画コンテスト支援50団体の企画より、
その活動や実施のレポートを順次掲載していきます。


  活動レポート    

NO学校・団体名都道府県企画の概要
16 八王子市立上川口小学校 東京都 「みんなで自然体験推進計画2006」
低学年にはたんけん隊、高学年には自然調査隊として、地域の愛鳥ボランティアとともに、年間を通した野鳥観察会や自然的教育素材を活用した教育を計画。

「みんなで自然体験推進計画2006」 今年度の様々な活動・その6 [12/2]

 恵まれた自然環境を生かした体験活動を様々な教育活動を取り入れながら、
 地域や自然を愛する心情やたくましく生きる力、生命を尊ぶ心、自然環境を大切にする心など
 豊かな心の育成を図る。

 <ゆずり葉のつどい>

12月2日(土) 八王子では、野山の木々も色づき
「桑都」にふさわしい彩りを見せ、錦秋の時を迎えました。
上川町の子どもからお父さん・お母さん・ご老人・地域の方々までたくさんの方々が参加していただき
第20回の「上川口小学校PTA ゆずり葉のつどい」が盛大に行われました。

ゆずり葉という植物は、別名を親子草ともよばれます。
ユズリハは冬の最中にも青々とした葉を茂らせ、新しい葉が成長すると
古い葉が新しい葉に「ゆずる」ように茂ることから、「譲葉(ユズリハ)」という名前がつけられたそうです。
このゆずり葉のように、親から子へ、子から次の世代へと、よい伝統を残していこうという意味で
「ゆずり葉のつどい」が始まりました。
親と子、おじいちゃん、おばあちゃんといっしょに、懐かしい伝承遊びを楽しみながら
お餅や豚汁を食べながら、晩秋のひと時を楽しむことができました。



裏山からとってきた大きなモウソウ竹をみんなで、「ギーコ・ギーコ」と引くところから始めました。
それぞれ、自分でお気に入りの部分をさらに小さくして、あれこれと竹細工にチャレンジしました。
地域のおじいちゃん達とおしゃべりしながら、楽しく取り組むことができました。
始めは不器用につかっていたノコギリも、次第に上手に握れるようになったようです。
1・2年生は秋の校外学習で、一度ノコギリを使っているので、たいしたものです。
みんな上手に使いこなしていました。
悪戦苦闘したのは、3年生と4年生のようですが
5・6年生のお兄ちゃんやお姉ちゃんたちが優しく教えてあげていました。
どんなものができたかというと、竹とんぼ、竹の貯金箱、竹の花びん、竹のカブトムシなどいろいろでした。



また、ワラ細工にもみんなでチャレンジしていました。
子どもたちも「昔の人は、物を大切にしたんだな。」「けっこう縄をなうのは難しいんだな。」
「初めてやってみて、難しかったけど楽しかったなあ。またやりたいなあ。」などの声も聞こえてきました。
ある先生は、何十分ももくもくとワラをなっていました。
何をつくるのだろうと、見ていると、な、な、何と、縄跳びの大縄が完成したではありせんか。
その大縄で遊び始めると、子どもたちがあちこちから集まり始め
みんな大喜びしながら、本物の縄跳びを楽しむことができました。




講師として手ほどきをしてくれた上川地域のおじいちゃんたちに、この場をお借りして
心より御礼申しあげます。どうもありがとうございました。
しめ縄を作り、お正月のお飾りにする人もいたようです。
みんなで楽しいお正月が迎えられるようにしたいものです。




支援団体活動レポート