平成18年度トム・ソーヤースクール企画コンテスト支援50団体の企画より、
その活動や実施のレポートを順次掲載していきます。


  活動レポート    

NO学校・団体名都道府県企画の概要
16 八王子市立上川口小学校 東京都 「みんなで自然体験推進計画2006」
低学年にはたんけん隊、高学年には自然調査隊として、地域の愛鳥ボランティアとともに、年間を通した野鳥観察会や自然的教育素材を活用した教育を計画。

「みんなで自然体験推進計画2006」 今年度の様々な活動・その5 [11/14・15]

 恵まれた自然環境を生かした体験活動を様々な教育活動を取り入れながら、
 地域や自然を愛する心情やたくましく生きる力、生命を尊ぶ心、自然環境を大切にする心など
 豊かな心の育成を図る。

 <1.3年生による農業体験>

11月15日(水) 今日は、楽しみにしていたサトイモの収穫日です。
大きなイモがたくさん出てきて、「うわあー!すごい。」とみんなびっくり、そして大喜び。
一輪車の上に乗せ、今は、お日様にあてています。そうすると、とてもあまくおいしくなるそうです。
春にイモを植えてから約半年。収穫の喜びを味わうことができました。
あの夏の暑い日、みんなで汗を流しながら、雑草取りをしたのもよい思い出です。
自然の力、大地の恵みにみんなで感謝しました。

その後、みんなで麦畑の整地をしました。
まず、麦をまく道をつくり、そっと、もみをまきました。
麦が芽を出したら、みんなで麦ふみをする予定です。
冬の間に麦ふみをがんばれば、春にはしっかりと根をはった麦が成長してくれることでしょう。
そして、初夏には麦の穂がたわわに実り、大収穫できることでしょう。
そして、みんなでピザをつくり、パーティをするのが今から楽しみです。

 <2.5年生による農業体験(稲作学習より)>

11月14日(火) 先月刈り採った稲も、秋の風に吹かれ・日に照らされ、すっかりと脱穀準備ができたようです。
秋の日の午後、明るい陽差しをあびながら、校舎前の庭にてもみとりをしました。
みんな生まれて初めての作業です。軍手をはめて、稲の穂をしごくようにして脱穀をしました。
慣れない作業でしたが、みんな、一粒のお米も無駄にしないようにと、一生懸命に取り組むことができました。
遠く数千年前の人々の農耕生活に思いを馳せ、昔の人々の生活を体験することができました。
子どもたちの横顔が、どこか弥生時代の人にも見えてきました。

この後、「とおみ」という機械を使い、もみ分けをしました。
しっかりと実のあるものや、粃(しいな)というできの悪いもみなどに分ける作業です。
学校に寄贈されたその機械には、昭和29年製造と書かれていました。
昔の人作った機械のすばらしさにみんな感動していたようです。
そして、数日後には、もみ殻をとり、精米したお米ができました。
12月には、みんなで手巻寿司パーティをするそうです。今からとても楽しみにしています。





支援団体活動レポート