平成18年度トム・ソーヤースクール企画コンテスト支援50団体の企画より、
その活動や実施のレポートを順次掲載していきます。


  活動レポート    

NO学校・団体名都道府県企画の概要
15 NPO法人 むさしの里山研究会 埼玉県 「里山体験プログラム」
「生き物」「農業」「食」をキーワードとした自然体験活動で、里山ワクワクコース、里山チャレンジャーコース、里山スローフードコース、里山ネイチャーコースなど参加者の年齢と目的に合わせたプログラムが特徴。

「里山体験プログラム」 冬の昆虫採集 [1/8]

 日  時:平成19年1月8日(日) 10:30~13:30
 場  所:冒険遊び場
 参加者:大人1名、子供4名

今日は冬休み最後の日のうえ、嵐のような大風が吹きまくる天気だっため
参加者は少なかったのですが、楽しく行うことができました。
始めに 虫の冬越しについて簡単な解説を行い、早速冒険遊び場の雑木林に入って 虫探しを行いました。
今日のお目当ては、クワガタムシとカブトムシの幼虫です。
先ずクワガタムシの入っていそうな朽ち木を探し、ドライバ-で朽ち木を分解して幼虫を探しました。
1時間半ほどかかって、各自数本の朽ち木を分解したのですが
残念ながらお目当てのクワガタは全く見つかりませんでした。
見つかったのは、コメツキムシの幼虫が5匹とキマワリの幼虫が2匹。
それにアリの大集団です。アリはムネアカアリの仲間ではないかと思うのですが
羽を持った雄アリらしいのや女王アリらしいのもいました。
ものすごい数で、触るとフカフカとアリのクッションのようです。

昼には事務局でお餅入りのお汁粉を用意したのですが
何と参加した4人の子供のうち、3人がお汁粉もお餅も苦手だというのです。
これにはスタッフも想定外で、がっかりさせられました。
昼食後はクワガタ探しをあきらめ、子供達は木にロ-プをつるしたブランコ乗りに興じました。
虫探しより ブランコの方が面白いようで、順番をめぐって喧嘩がはじまる始末です。
ブランコで一遊びしたあとは、カブトの幼虫探しにチャレンジです。
溜まった落ち葉をひっくり返したのですが、さっぱり見つかりません。
そこで、シイタケの菌床を捨ててある場所で探すことにしました。
菌床とはクヌギなどのおがくずを固めた物で
シイタケが発生しなくなった菌床は、畑の隅に捨てられているのですが
それはカブトムシの絶好の産卵場所にもなるのです。
菌床をほじくり返したところ、あっという間に5~6匹の丸々と太ったカブトムシが出てきました。
その大きさに子供達は大喜びです。
各自持参の虫取り容器にカブトムシ大きなカブトムシを入れ、お土産としました。
この夏にはきっと立派なカブトムシが誕生することでしょう。
北風の吹きまくるとても寒い日で、収穫物も多くはありませんでしたが
子供達は生まれて初めての冬の虫採りをそこそこに楽しんだようです。



支援団体活動レポート