平成18年度トム・ソーヤースクール企画コンテスト支援50団体の企画より、
その活動や実施のレポートを順次掲載していきます。


  活動レポート    

NO学校・団体名都道府県企画の概要
4 NPO法人 岩木山自然学校 青森県 「青森県横断子ども冒険キャンプ」
太平洋の日の出から日本海の夕日までを、青森県を横断しながら、カヌー、乗馬、登山などさまざまな体験活動を行なう連続性のある冒険キャンプ。

「青森県横断子ども冒険キャンプ」 8泊9日子ども冒険キャンプ [8/14-22]

 日  時:平成18年8月14日(月)~22日(火)
 場  所:青森県内(八甲田山登山、十和田湖、岩木山、白神山地 など)

 1日目(8/14)

小川原湖でカヌー教室

横断キャンプの目標づくり

お昼12時小川原湖到着。参加者スタッフ全員集合し、まずは腹ごしらえとする。
皆で弁当を囲み、初顔合わせも少し和む。薄く曇りの空であるがまずまずの天気に恵まれる。昼食後早速開会式を行い、横断キャンプがスタートした。
一番最初の活動は、十和田湖横断に備え、カヌーの体験教室から行われた。
午後3時カヌー教室を終了し、着替え、片付けを行った後、午後4時小川原湖自然学校へ移動。 食事作りとテント設営教室を行う。きょうは体育館で寝るので、テントは要らないのだが、明日からの為にテント張りを学んだ。
体育館で目標と旗づくりを行い、全員が横断キャンプの目標を立てた。
午後6時夕食は牛丼で、お変わりがなく男の子たちが少し足らなかったようだ。午後7時半三沢市民の森温泉へ温泉入浴、温泉の質もよく、何より料金の安いのが最高。今日のふりかえりして、9時就寝。

 2日目(8/15)

朝氏起床。
20分程度で太平洋海岸へ移動。残念ながら日の出は見れなかった。
キャンプ地にもどり6時半ラジオ体操を行う。7時パンとスープの朝食を取り、キャンプ地撤収8時半出発。9時半下田カワヨグリーン牧場に到着。キャンプ地に早々テント設営。2日目だが初めてのテント設営となる。その後10時半より乗馬体験を実施。大半の子供たちは、初めて乗馬に挑戦。引き馬だが迫力ある乗馬体験となる。子どもたちの表情がとてもすばらしい。
12時昼食のおそば、ひやむぎが大盛況でした。1時半よりアイスクリーム作りに挑戦、絞りたての牧場の牛乳と、牧場で飼育している鳥の卵を材料として、アイスクリーム作りの容器に入れ、氷の中で容器を回すこと30分、一人二人とアイスクリームが完成し、食べ始める。「美味しい、美味しい」の歓声が上がる。とても暑い日だったので、アイスクリームは最高のご馳走となった。
午後4時半牧場で飼育されている牛の搾乳体験をさせて頂きました。絞りたての牛乳は甘いです。6時から牧場の敷地内から湧き出る温泉に入浴。露天風呂になっており、最高のロケーションでの温泉入浴でした。6時半すぎから夕食となりました。豪華にハンバーグとサラダの盛り合わせでした。7時半にきのうときょうのふりかえりをしました。暑い日が続きます。子供たちの体調管理に気を使います。それにしても牧場の星空は満点の星でした。星空観察を行いました。
猛暑、疲れる、子ども達元気、具合の悪いものなし、プログラムとても好評。きょうは早めに就寝。


カワヨグリーン牧場での乗馬体験

アイスクリームづくり体験

キャンプの朝はラジオ体操が日課
 3日目(8/16)

八甲田山登山がんばっています

きようも晴天。暑い一日となる。子供達は、4時半には起きだし、広い牧場での遊びが始まった。6時半ラジオ体操、7時朝食その後テント撤収後継ぎの活動へ移動。
ガソリンを入れ、9:00出発~10:45八甲田到着~11:30ロープウェー到着・登山スタート~12:30赤倉到着岳昼食~13:40大岳鞍部、ここで7名引き返すことになる。残り14名とスタッフは大岳山頂へトライし14:30登頂。時間に追われた登山であった。16:20ゴンドラ下山 夕食つくり、洗濯、テント設営を次々こなす。
18:30夕食~17:30お風呂~20:30消灯。
雅海、里美がホームシックになってきた。スタッフ注意深く接する。アブや虫に刺される人が多くなる。虫刺され薬にて対応する。
暑さで子ども達の食欲が落ちる。カレーライスでも食べなかった。ご飯大量にあまる。カレーも残る。体調管理に気配りが必要である。明日朝健康チェックを徹底する。

 4日目(8/17)

暑い一日となる。夕べのカレーライスがかなり残り朝食はカレーライスを戴く。
朝食後、キャンプ地撤収、八甲田山荘社長、従業員の方にお礼を述べ出発。
9時半石ケ戸より奥入瀬渓流トレッキング出発。暑い、暑い最高に暑い。汗が噴出してくる。それでも子供たちはがんばる。たくさんの観光客の間を縫うように歩き、12時半銚子大滝到着、記念写真後、子口へ移動し昼食。猛暑の中歩きくたびれた子ども達だが、水遊びがしたい子供たちが多く、早々キャンプ地へ移動。テント設営後、十和田湖水浴び、最高に喜ぶ。しかしながら、洗濯が乾かず、着替えがないもの数名水に入らず。
夕食はトンカツで豪華。夜中2時半ごろから豪雨となる。十和田湖カヌー横断ができるか心配。


奥入瀬渓流を歩きました

キャンプの夕食はご馳走です

コインランドリーで洗濯
 5日目(8/18)

クラフト教室で
「レインボースコープ」づくり

農業体験をしました

朝食事より雨、急遽シートで避難場所設定。食事と集合場所として活躍。この雨で洗濯物が乾かず困った。
朝から大雨洪水警報、雷注意報で雨、9時半まで待ったが、段ひどくなるのでコインランドリーへ行き、洗濯物を乾かすことにした。十和田市のコインランドリーで全員の洗濯と乾燥をした。親切なおばさんが、待っている時間、郷土資料館を見たらいいと薦められ、おじやまし勉強させていただきました。思わぬ活動ができ感謝。
コインランドリー12時半終了。キャンプ地1時半もどり昼食。
その後も、雨上がりを期待し待機としたが、雨は上がらずクラフト教室を実施。早めの夕食をし、ふりかえりをして、きょうの一日を終了した。
十和田湖カヌー横断ができず、全員残念がる。これも自然と理解を求める。
夕食は、焼きそば、トン汁、たくさん食べてくれた。

 6日目(8/19)


十和田湖でのカヌーが、大雨のため出来ず不満の残るところで、キャンプ地を撤収し、善光寺平へ向かった。善光寺平では、忙しい中永田さんが白菜の収穫体験を指導、その後大根収穫を行ないたくさんの野菜を頂戴する。お昼黒石温泉郷伝承館へ下り、お弁当とした。足湯が前日の落雷でつかえなかった。予定していた浅石川の遊びも増水でできず、早めに今日のキャンプ地桃太郎温泉へ向かう。
桃太郎温泉キャンプ地では、早々ぬれたテントを張り、ぬれたライフジャケットを干した。スーパーへお買い物へも行く。お手伝いの皆様のおかげで、順調に進行してきて感謝。きょうも温泉に入り極楽です。


イチゴ、白菜、大根を収穫しました

世界遺産 白神山地暗門
の滝トレッキング

キャンプ地での水遊び
 7日目(8/20)

曇り空の蒸し暑い日となる。朝食は豪華。ご飯、カツ、大根サラダ、ポテトサラダ、グレープフルーツ。
10時半案門駐車場到着、弁当、飲み物配布出発。日曜日でも、ありたくさんの観光客が訪れていた。
順調に沢歩きも進み、11時45分第2の滝にて弁当。その後第3の滝まで行き記念写真。
キャンプ地3時到着、早々テント設置。子ども達の使用が悪く、ゴミ・悪臭・ポールの破損等問題が続出。
慎重に取り扱いの注意を則す。今日からテント内での飲食禁止。
テント設営後、川遊び、暑いので一番の遊びとなる。
夕食は、マーボ豆腐丼、好評である。残念ながらご飯1.7合で足らなかった。明日はもっと炊いてもらおう。
三上兄弟両親スイカ差し入れ。感謝。
夕食後ふりかえりし、温泉入浴。子ども300円、大人500円とても高い。来年は考える必要あり。
子ども達も順調に来ている、最後まで怪我無く、終了できるよう願う。

8日目(8/21)

予定変更でクラフトづくり


午前5時前から子ども達は起きだし、それぞれ虫取りに夢中になっている。子どもの声がすれば寝ていられなくなり、起きてコーヒーを立てるのが日課となった。午前6時半ラジオ体操も定着した。7時朝食、豪華にサンドイッチと、バナナヨーグルト、牛乳シリアル。しっかりと食べる。
洗面と排便を促し、便秘に注意する。キャンプ地撤収し、岩木山岳高原のPワンダーランドへ行く。荷物を片付け、洗濯をする。その後チェックインし、昼食を取る。その頃から雷と雨が激しくなり、予定した岩木山登山ができなくなる。牛乳パックでの押し花教室を実施し、思い出作りを実施。
その後、雨の中岩木山神社へ参拝。横断キャンプの無事終了に感謝のお参りである。相変わらずやまない雨の中、今度は鯵ヶ沢へ向かう。クラフトの材料を拾う事と、夕日を見に行く事である。鯵ヶ沢に到着しても雷と雨で、しばらくバスの中で待機し様子を見る。小雨になったところで流木拾いをする。しかし雨が強くなり、夕日をあきらめ帰途につく。
夕食は、食べきれないほどのたくさんのお料理が出る。その後ふりかえりを行う。岩木山に登れなかった事を残念がる子ども達が多かった。


夕日も見れませんでした

身近な自然観察会

全日程をやりとげた顔が集まりました
 9日目(8/22)

6時起床、朝の高原の空気をおなかいっぱい味わう。6時半ラジオ体操を始めるとき突然大雨になる。きょうもプログラム通り進みそうもない。
朝食後、洗面、排便、雨が上がったところで、ラジオ体操のやり直をす。そしてクラフト教室を実施し、お土産づくり。
全活動を終了し、ふりかえりを行う。この横断キャンプでは、猛暑と雷雨、雨と続き、十和田湖カヌー横断や岩木山登山、日の出日の入りが見れないなど、心残りの残る8泊9日のキャンプとなったが、全員病気や怪我も無く、無事9日間のキャンプ活動をやりとげる事ができ、自信と勇気を育んだことでしょう。




支援団体活動レポート