平成17年度支援30団体決定    
平成17年度トム・ソーヤースクール企画コンテストにたくさんのご応募ありがとうございました。
厳正な審査の結果、支援30団体(学校団体部門5団体、一般団体部門25団体)は
次のように決定いたしました。


  支援30団体リスト (順不同)    

学校団体部門
NO団体名主な企画内容
1 常陸太田市立機初小学校(茨城県) 科学大好き機初っ子育成プラン「わくわくどきどき親子星の観察会-星座や天体の秘密を探る-」
星座や天体の神秘を体感させる自然体験活動を通して、学区の豊かな自然に触れ、科学的な見方や考え方を育成する。
2 八王子市立楢原小学校(東京都) 「自然体験活動推進プロジェクト2005」
自然環境が比較的恵まれた地域で、全学年の自然体験活動と、サタデースクールなども開校し、社会教育の視点でも森の開拓や椎茸の栽培など、様々な活動を行う。
3 京都成安中学校(京都府) 「生命の不思議に触れる環境生物学」
生物多様性に富む京都御苑、鴨川、深泥池などで四季にわたる自然・生着物に触れ観察する。また、鴨川堤防を定点とする蝉殻調査に取り組み、京都の環境変化について考える。
4 京都市立松尾小学校(京都府)
松尾エコクラブ
「日本の自然を守る小さなエコロジスト育成」
アルミ缶や古紙の回収資金で福島県只見の森林を買いすすめ、自然を守る活動を行う。また、年間を通して嵐山・桂川のクリーン作戦、生き物調査と観察のほか、照葉樹の植林なども行う。
5 池田市立秦野小学校(大阪府) 人と環境を考える「私たちのビオトープ」
校区にある五月山などの自然と、学校のビオトープの自然を比較し、地域の人たちや環境の専門家との連携を深め、行政、地域、学校の3者による授業やカリキュラム開発を進める。

一般団体部門
NO団体名主な企画内容
1 NPO法人 自然体験学校(北海道) 「子ども探検隊 -海と山を探検しよう-」
海岸に潜む生物の探索、漁船の上からの探索。大地の探検。山の動物を知ろう、木の鼓動を感じよう、葉っぱで服をつくろうなどの体験を通して、海と大地の関係を知る。自然の恩恵を学ぶ。
2 北の川探検隊(北海道) 「北海道の川とその流域の自然環境と、川にかかわる文化を調査し、記録する。」
知床に住む子どもたちが、年12回の活動を通して、豊かな自然を理解することを目指す。
3 NPO法人 エコプロ(山形県) 「山形県立自然博物園における、学校向け自然教育プログラム。」
西川町の豊かな森、川、そして人々と触れ合うことで、郷土を愛する心、誇りに思う心をはぐくみながら、地域の自然の大切さを学ぶプログラムを季節毎に行う。
4 NPO法人 エコライフ(群馬県) 「下仁田町平原地域自然体験」
標高600mの下仁田町平原地域で、手揉みのお茶つくりや、蕎麦栽培、自然観察、などを行う。とくに機械化がすすむなかで、手揉みのお茶の復活事業に取り組む。
5 自然学校ねぎぼうず(新潟県) 「サバイバルトレッキング」
野尻湖一周16kmをカヤックで横断し、上陸地点から地図とコンパスで、熊などが生息する自然の中の野営地を目指し、エコツアーの感動を子どもたちに与える。
6 NPO法人 つくば環境フォーラム(茨城県) 「学校と里山を結ぶ こどもワンダーランド作戦」
つくば市郊外の里山保全活動。絶滅の危機に瀕しているオオムラサキを通して、地域の大人と子どもたちが一体となった自然保全活動。
7 NPO法人 印旛野菜いかだの会(千葉県) 「印旛沼流域に生息する生き物とのふれあい学習」
「よみがえれ印旛沼」を合言葉に、水質浄化と環境保全活動をおこない、こどもたちに印旛村での生き物とふれあいながら、自然環境の大切さを学んでもらう。
8 NPO法人 たてやま・海辺の鑑定団(千葉県) 「たてやま・海辺の学校。里山・里海探検」
南房総の豊かな「里山」と黒潮が育む「里海」を舞台に、そこに住む人々の暮らしをテーマとして、都会の子と地域の子どもたちが交流しながら、自然の魅力を学んでいくプログラム。
9 NPO法人 住みよい地域づくり推進協議会(千葉県) 「カブトムシの里親制度を活用した印旛沼流域緑のダムプロジェクト」
腐葉土の堆積する里山をつくり、カブトムシなどの生き物が沢山生息する自然の再生をめざす
10 NPO法人 ゆめ・まち・ねっと(静岡県) 「たごっこ道草探検隊」
かつての子どもたちあった「道草」という文化を、子どもたちにつたえることにより、好奇心、冒険心、想像力などを育むことを目的にした活動。
11 NPO法人 飛騨自然学園(岐阜県) 「飛騨大自然・子ども博士」
植物や動物といった広い範囲ではなく、落ち葉、樹皮、種子、トンボなどの狭い分野をピックアップし、自然をじゅっくり観察し、自分だけのオリジナルの図鑑を作る活動。
12 大杉谷自然学校(三重県) 「自然の底力~災害後の自然回復を調べよう~」
大杉谷自然学校は昨年、台風21号で大きな被害を受けた。しかし、生態系の回復はすでに始まっている。自然が回復する驚異的な底力を体験を通して感じてもらい、生態系の全体を学ぶ活動。
13 くまのネイチャークラブ(三重県) 「杜のガキ大将復活大作戦」
感性豊かな子どもを育成する目的で、熊野少年の家に隣接する森を整備し、環境学習や里山遊びなどを、8月から1月にかけて実施する。
14 独立行政法人 国立青少年自然の家 国立曽爾少年自然の家(奈良県) 夢冒険「真夏にチャレンジ」
奈良県曽爾高原から若狭湾まで、MTBで移動する。その間、カヌーやシャワークライミングなどを体験し、それらをリアルタイムにHPにアップする活動。
15 財団法人 亀岡交流活動センター(京都府) 「川ガキ大将復活プロジェクト」
近年川で遊べない、遊ばなくなった子どもたちに、保津川をフィールドに川の楽しさ、大切さを体験させ、全国的に絶滅危惧種となりつつある「川ガキ大将」を復活させる。
16 NPO法人 芦生自然学校(京都府) 「秋の山村、そまびと体験」(林業、狩猟体験)
自然体験と絵本づくりをマッチングさせることによって生まれてくる新しい自分や自然観の考察。
17 NPO法人 森守協力隊(京都府) 「炭だらけ!まっくろけのけ!」
子どもたちが炭焼きを作業の段階から体験し、チャレンジ精神や想像力を身につけるとともに、間伐材の利用によって、地球全体の環境と循環型社会を考える機会を与える。
18 少年少女文化財教室(大阪府) 「君は古代人になりきれるか!?」
実験考古学の方法を取り入れ、自然の中で、古代人が実際に行ったことや、古代食を体験する。その結果、文明の大切さや、自然の偉大さをからだ全体でとらえ、自分たちの日常を考察させる。
19 インターフェイス(大阪府) 星空を見上げ、仲間とともに歩こう!「六甲山オーバーナイトチャレンジ登山」
夜間に眠らずにハードな六甲山登山を行い、身近な自然である六甲山を考えるとともに、何事にもチャレンジする心を育むことをめざす。
20 わんぱく教室(岡山県) 「歴史体験活動キャンプ~君が戦国武将~」
岡山市郊外の自然の中で、昔の生活の一部を体験し、昔の人の知恵や工夫を学ぶ。戦国武将の疑似体験で、草履を編む、鶏をさばく、火おこしなどを体験する。
21 上勝自然体験学習研究会(徳島県) 棚田の夜なべ仕事人!「田圃から生まれるものは捨てるものなし」~古事記を紐解きながら~
古事記の一節を子どもたちにわかりやすく解説し、棚田の資源循環、自然環境と人の営みの関係などを体験、古典文学の新しい発見などを促す。
22 NPO法人 つやざき千軒いきいき夢の会(福岡県) 「カブトガニ調査と磯場の動植物調査およびシーカヤック教室」
磯場において、父兄などの参加もえて、カブトガニなどの生態系調査と、環境教育をおこなうほか、冒険心などを喚起する目的でシーカヤックの教室も開催。
23 富岡ビジターセンター(熊本県) 「復活!天草更紗 ~磯で見つける染色材!~」
かつて天草でつくられていた「アメフラシを使った天草更紗」の復活を目指し、染色にチャレンジする。磯の生き物から染色の材料を探し、生き物が持つ色素とその理由・意味、生態などを理解する。
24 独立行政法人 国立諫早青少年自然の家(長崎県) 「離島の子どもとナガサキの先生たちに贈る自然体験のメッセージ」
小学生から教員までを対象とした「いのち」を考える自然体験活動。特に、点在する離島の教員にも自然体験活動を普及促進する啓発運動。
25 NPO法人 珊瑚舎スコーレ(沖縄県) 「山がんまり」(方言で山遊び)
借り受けた山林800坪を整地し、不登校・引きこもりなどの児童、生徒が、自生するアカ木を間引き、その材を利用してベンチ、テーブルなどを製作する。また、整地した土地にバナナやパパイヤの畑と作業小屋などを作る。