平成17年度トム・ソーヤースクール企画コンテスト支援30団体の企画より、その活動や実施のレポートを順次掲載していきます。

  活動レポート    

部門団体名主な企画内容
一般 NPO法人 珊瑚舎スコーレ(沖縄県) 「山がんまり」(方言で山遊び)
借り受けた山林800坪を整地し、不登校・引きこもりなどの児童、生徒が、自生するアカ木を間引き、その材を利用してベンチ、テーブルなどを製作する。また、整地した土地にバナナやパパイヤの畑と作業小屋などを作る。

「山がんまり」 [2005/7~]

 毎週金曜日は校外活動の日です。
 後期から本格的に「山がんまり」が始まりました。


 7月15日

午後から伐採、草刈。島バナナを植えました。
ハブ発見!大騒ぎ。


 7月22日 伐採、草刈。
 7月29日 午前中、伐採、草刈。
午後から「木を植える男」、ポール・コールマンさんを招いて話を聞き、記念の植樹として「がじゅまる」を東西南北に一本ずつ植えました。
10月 7日 午前中、畑で作業をした後、山がんまりをしました。
伐採、草刈です。
10月14日 先週に引き続き木の伐採と草刈。
斜面の麓を流れる小川まで進みました。
10月21日 伐採、草刈、合間に木登り。
10月28日 北西から南東に伐採、草刈を進めています。
大きなアカギの木(写真右)が現れました。
11月 4日 相変わらず伐採、草刈。
今回は焚き火用の大きな穴を掘りました。
11月11日 とうとう伐採、草刈はデイゴの木のところまでやってきました。
これで一段落です。皆が使う鎌を砥ぐのも大切な作業です。

次回は作業小屋を建てる場所の整地、トイレの浄化槽を埋める穴堀をします。みんなで木の枝にロープを張り滑車を利用した遊び道具と、4本の木を使って、皆に評判のいい網目のベッドもう1つ作りました。4~5人一緒に寝られます。寝っ転がって木の葉の間から見える空はいつもより綺麗なような気がします。


「山がんまり」ポール・コールマン講演会 [7/29]

 日  時:平成17年7月29日(金)

 午前中がんまりをした後、午後から「木を植える男」ポール・コールマンさんが
 「山がんまり」の会場に来て「木を植える旅」の話をしてくれました。
 夜間中学校の生徒も多数参加しました。
 記念にがじゅまるの幼樹を東西南北に10メートル間隔で4本植えました。
 2~30年するとがじゅまるに囲まれた「がじゅまる庭」が出来るはずです。
 また、谷沿いにツマベニチョウの食草の魚木を4本植えました。



「山がんまり」地元の小中学生が参加 [10/22・11/5]

 日  時:平成17年10月22日(土)・11月5日(土)
 参加者:小中学生13名(10/22) 小中学生19名(11/5)

 土曜日は公募した地元佐敷と那覇の小中学生が参加する「山がんまり」の日です。



10月22日は小中学生13名が参加して「山がんまり」をしました。

籠、鍋敷き、リースの材料にするため蔓を採り、桑の木を切りました。
鋸を始めて手にする子供もいました。
かえるや大きな蜘蛛におおはしゃぎです。

そのうち物づくりを大人の任せて、中学生たちがつくったブランコやシーソー、ハンモックや空中ベッドで遊んだり、木登りに忙しくなりました。




11月5日は小中学生19名が参加して「山がんまり」をしました。

今回はログドラム作りが「がんまり」のメーンイベントですが、それとは別に焚き火用に掘った大きな窪みで枯葉で紅芋の焼き芋作りもしました。
ログドラムは乾燥した桑の木をのこぎりで適当な長さに切り、ノミや彫刻刀で空洞を作ります。のこぎりを使う顔つきはみんな真剣でいい顔をしています。

小学校2年生のアキホちゃんはがんばり屋さんで、のこぎりで切った木に彫刻刀で切れ目を入れていましたが、指を切ってしまいました。傷が深かったので病院に行き、縫ってもらいましたが、またがんまりに元気に戻ってきました。
指の包帯がちょっと痛々しいですが、講師の方が代わりに作ってくれていたログドラムを受け取って大喜びでした。

ところで、焼芋は病院から戻ってきた時にはお昼のお弁当の時にみんなで食べたそうです。もちろん、アキホちゃんの分も充分に残っていました。



「山がんまり」年末大パーティーの準備 [11/25]

 日  時:平成17年11月25日(金)

 この日は焚き火用の窪みに伐採した材を利用して大きな三脚をつくりました。
 特性の自在鍵をつけて大鍋を掛けられるようにしました。
 今まで「山がんまり」に係わった方々を招いて、12月3日に予定している
 「山がんまり・年末大パーティー」のためです。
 もちろん、自分達で作った遊具を使い、遊ぶこともしっかりやりました。





支援団体活動レポート