団体名:小石原村レクリエーション協会
事業名:第1回ポーン太の森自然冒険塾
実施期間:2003年8月24日(親のデイキャンプ)
     8月24日~26日(子供キャンプ)
参加者数:親8名・子供8名(小学4年4名、5年4名)
ホームページ:http://vill.koishiwara.fukuoka.jp/sizenjuku.htm

今、伝えたい新しい自然体験のスタイル!

 第1回ポーン太の森自然冒険塾は、小石原村のキャンプ施設『ポーン太の森』をメイン会場に、親8名、子供8名、合計16名の参加者で開催しました。
 子供たちは3日間、テント生活をしながら自然冒険塾の7つの課題に悪戦苦闘でしたが、最終日の閉塾式では塾長から参加した全員に終了証が手渡されました。

●ポーン太の森自然冒険塾のねらい
 子供の成長に一番大きな影響を与えるのは親です。その親の理解と親子の共感を、キャンプ実施中だけでなく、事前、事後で感じてほしい。それが自然冒険塾のねらいでした。
 「次代を担う子供たちが、より自然と一体になれるキャンプ。自ら考え行動するキャンプ。そして親の理解と共感を得られるキャンプ。」をやりたいと考え、親対象のキャンプと子供対象のキャンプを同一会場、別日程の自然冒険塾を企画したのでした。

●7つの課題に悪戦苦闘(一部を紹介します。)
課題(1)(刃物を使う体験)
 子供たち(メンバー)はキャンプ中使うコップとお箸を、一人一人持参した肥後の守を使って竹で作りました。また親は篠竹をナイフで削って、小鳥笛作りに挑戦しました。親自身、刃物を使った経験が不足している現実があるわけですから、親も夢中です。

課題(2)(火を使う体験)
 メンバーは「マイギリ式火起こし」、親は「キリモミ式火起こし」に挑戦しました。
 また、キャンプファイヤーの点火は、メンバー1人1本づつのマッチで点火し、より原始的な火起こし体験を通して火の大切さを伝えることができました。

課題(3)(自然の神秘体験)
 英彦山修験者の修行の道10キロを、出発から7時間かけてメンバー全員が完歩しました。途中には両側断崖絶壁の「糸ケ峰」や、その昔、修験者が生まれ変わりの儀式をしたといわれる「生れ岩」など険しい難所がいくつもありました。

●記念品は小石原焼の絵皿
 最終日の午後、伝統的工芸品小石原焼の絵皿づくりを、窯元の方が直接指導してくれました。自然冒険塾の記念に、メンバーの描いた作品は、10月の「小石原焼絵皿コンテスト」に出品します。今からでき上がりが楽しみです。

●ただ今、CDアルバム編集中!
 今回自然冒険塾でデジカメ撮影した写真は500枚。参加者には、CDアルバムとして、2週間後には渡します。これは、親に事業の様子を伝える上で重要だと思うのです。このCDアルバムをスライドショーで見ながら、家族の会話が生れれば嬉しいのです。

※メッセージ
 ポーン太の森自然冒険塾は、来年は8月22日~24日の開催を予定しています。今後10年間、毎年開催して参加した子供たちの成長を見守り続けたいと思っています。そしていつのの日か、参加者の中から一緒に冒険塾を運営するスタッフが現れる日を夢みて。
 『ポーン太の森自然冒険塾は、自然の中での遊びの達人を育てます。』

(報告:ポーン太の森自然冒険塾 塾長 小野 豊徳)