開催速報
ご挨拶・ご祝辞
1月21日(火)企画コンテスト優秀作品の表彰式と記念シンポジウムが、大阪府池田市のインスタントラーメン発明記念館で開催され、自然体験活動のリーダーや専門家、学識経験者など、全国からおよそ130名の方々が、参加されました。

 はじめに、地元倉田池田市長の祝辞があり、続いて安藤百福理事長が「自然体験活動は豊かな人間性と、想像性を育むことができるが、それには指導者の育成が重要です。」と語りかけました。
 文部科学省副大臣の河村建夫さんからは、「自然体験活動を、いまの時代にあったかたちで、教育としてつくりあげていきたい。」という趣旨のご挨拶と、自然体験活動に取り組む安藤財団に謝意を述べられました。

安藤百福理事長の挨拶


河村文部副大臣の祝辞

表彰式と講評
 次に表彰が行われ、安藤宏基副理事長から、最優勝賞の東京都渋谷区立中幡小学校校長の杉原先生に賞金100万円とチキンラーメン1年分。準優秀賞の愛知県額田町立大雨河小学校の荻野教務主任に、賞金50万円とチキンラーメン半年分。そして、奨励賞を授賞した大杉谷自然学校代表の大西かほりさんに、賞金30万円 副賞チキンラーメン3ヶ月分が、表彰状とともに贈呈されました。

表彰


最優秀賞を受賞した、渋谷区立中幡小学校

準優秀賞の大雨河小学校

奨励賞の大杉谷自然学校

授賞団体

最優秀賞 賞金100万円 副賞チキンラーメン1年分
東京都渋谷区立 中幡小学校 「飯田自然体験学習」
6年生全員参加の宿泊型自然体験学習。「どんぐりの森つくり」

準優秀賞 賞金50万円 副賞チキンラーメン半年分
愛知県額田町立大雨河小学校 「忍者キャンプ」
過疎の村と新興住宅地の子ども達が自然体験で交流。

奨励賞 賞金30万円 副賞チキンラーメン3ヶ月分
三重県多気郡宮川村 大杉谷自然学校 「孫さんキャンプ-幻のサバ鮎のなぞ」
伝統漁法を通じて環境を学ぶとともに、地域の老人と子ども達の交流

佳作(順不同)
環境冒険国際サマーキャンプ実行委員会
   「環境国際サマーキャンプ2002」
岡山大学教育学部附属中学校
   「岡山の森林の現状を理解し、保護活用するプロジェクト」
米沢市立万世小学校
   「万世トンボ探検隊」
(財)キープ協会
   「清里ワンパクスクール」

 続いて、授賞作の講評が、大妻女子大学教授で「自然体験.COMの制作委員」の岡島成行さんからおこなわれました。

講評

活動報告
 そのあと、最優秀賞の中幡小学校校長の杉原先生から、授賞プログラム「なかはたの森つくり」、準優秀賞の大雨河小学校の荻野教務主任や、桃山幼稚園の渡邊先生などからは、「忍者キャンプ」について、VTRやパソコンを用いた、受賞作にふさわしいユニークで、大変興味深い活動報告をしていただきました。

「忍者キャンプ」活動報告

記念講演とシンポジウム
 記念講演は、タレントで自然暮らしの会代表の清水國明さんに行っていただきました。「私と自然体験」をテーマに、「自然とは楽をするのではなく、楽しさを追求するところ」などと、家族の自然体験を通して、感じたままを、楽しく語っていただきました。

 また、シンポジウムは岡島教授をコーディネーターに、パネリストとして清水國明さん、国際自然大学校代表の佐藤初雄さん、そして奨励賞を授賞された、大杉谷自然学校代表の大西かおりさんらに参加いただきました。
 「自然体験活動の課題と展望について」をテーマにして、活発な論議が行われました。この中で「2005年には、自然体験活動がビッグバンがやってくる。それまでに、早急に指導者を育成しなければならない。」という発言があり、会場は大変盛り上がりました。

終了と交流会
 安藤宏基副理事長の、「シンポジウムで日本再生の答えがあった。それは自活力であり、自然の中で養われるもの。自活力とは、自分だけで生きていくというベースをつくるもの。自活力こそ日本再生の原点。」という趣旨の結びの言葉で、表彰式とシンポジウムをすべて終了しました。

 シンポジウムが終了した後、で交流会を行い、自然体験活動の情報の交換を行いながら、和やかな時間を過ごしました。

 なお、この表彰式とシンポジウムの内容については、1月30日付、日本経済新聞夕刊で掲載されます。また、詳細については、この自然体験.COMで公開いたします。

清水 國明さんの記念講演


シンポジウム


コーディネーター・岡島 成行さん